マガジンのカバー画像

自叙伝

9
発達障害者の自叙伝です。まとめて読めます!
運営しているクリエイター

#担任

小6担任が抱きついてきた話#自叙伝08

全校集会の後ある時、校長先生が「今日の全校集会の感想を述べに来てください」と6年1組の数名(確か5人)を指名した。その中に僕の名前があって、僕は数人の友達と校長室に行った。そこには担任の先生も廊下まで付いてきた。 みんなきちんとそれなりの感想を述べて出ていった。僕は最後に校長に入った。そこで校長先生を前に何も喋れなくなってしまった。というより、あまりに日常的で、事務的な全校集会だったので、感想は特になかった(と言えば良かったのだが)。 そこで校長は無言の空間に耐えられなく

小6担任の執念 自叙伝#06

江戸仕草担任は”江戸仕草”の話をよくした。「江戸の人は相手を気遣い、傘をさしている人同士が通る時には、互いに外側に傘を向けて通る」という話だった。その話は耳にタコができるくらい聞かされていた。 ある日の全校集会で校長がその話をそっくりそのまました。そのあとに、校長が実際に傘を持って実演してみせた。その相手役が担任だった。 校長室の花校長室に入ると、いつも花がたくさん置いてあった。全部の花をプレゼントしたのも世話をしていたのもその時の担任の先生だった。 校長の百人一首校長

小6担任の裏切り 自叙伝#05

別室登校する前(夏休み明け)に、僕は一つの作文を出した。 その内容には、「先生の指導によってクラスに行きづらくなったこと」「みんなの雰囲気が辛かったこと」「それを乗り越えつつあったこと」を書かれていた。 それをコンクールに出そうと担任と話していた。 それが別室登校になったことで話が頓挫していた。それを保健室の先生に伝え、教頭先生と添削して、コンクールに出した。 しばらく経って、コンクール決勝大会が地上波で放送された。地元のテレビ局が主催するもので、そこそこ大きい大会だ