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濡れないずんぐりむっくりバード!?日南町に住む鳥さん紹介コーナー・その1

こんにちは!
水泳は平泳ぎが得意な田なかです!

今日は日南町に住む鳥さん紹介コーナーの第1弾です。
今回は秋ごろから日野川上流でよく見かけるようになったカワガラスの紹介です!

私がカワガラスの姿を初めて観察したのは10月6日のことでした。
この日は日南町の多里地域の新屋周辺をバードウォッチング!
丁度、金木犀が満開の時期で散策中はあちこちからいい匂いが漂っていました。

雨に濡れた金木犀。金木犀の匂いすごく好きです…。

左手に双眼鏡、右手にビデオカメラを装備して鳥を探していたところ、高鳴きをして縄張り宣言をしているモズや町内でもよく見かけるセグロセキレイの姿を見つけることができました。

町内でどこでも見られるポピュラーな白黒の鳥。曇り空なので見にくいかもしれないです。

そして、川のすぐ横を探索している途中「ゲゲゲッ!ゲゲッ!」とカエルのような鳴き声が突然聞こえてきました。

ハッとしてそちらを見てみると、黒い塊が草むらから飛び出して川の下流に沿って弾丸のように飛んで行ってしまいました。
姿をはっきりと見ることはできず、その時は「なんだったんだろう…?」と疑問に思いながら通り過ぎました。

さらにそれから川沿いに歩いて橋を渡ろうとしたとき、ついに先程みた黒い弾丸の正体に出くわしました。

ふと川の方を見ると岩の上に丸いフォルムをした鳥の姿を発見!

なんなんだこの鳥!?!?

ビデオカメラをズームすると、その鳥は黒ではなく光沢のある茶色の体色をしていることが分かりました。その鳥はちょいちょいと数歩岩の上を歩いた後、どこかに飛んで行ってしまいました。

見たことの無い鳥だったので帰宅して図鑑で調べてみたところ、その鳥は『カワガラス』という鳥だということが分かりました。
名前に“カラス”とついていますが、カラスではなくヒヨドリやツグミの方が近縁とのことです。

泳ぎが得意で、川底の昆虫や甲殻類を食べるために羽には高性能な撥水機能があるとのことで「こんな鳥もいるんだなぁ」と感心しました。

次にカワガラスを見かけたのは11月2日のことでした。
天気は快晴!絶好のバードウォッチング日和ということで、この日は多里地域よりも下流側にある日野上地域の三栄を探索していました。

この日はモズやカワラヒワ、スズメなどの他に冬鳥のジョウビタキの姿も確認することができました。

スリムなジョウビタキのオス。尻尾の動きがキュートです!

ずいずいと下流に向かって歩いていくと、木の陰になった川の中に3羽の鳥の影を発見!

3羽のカワガラスがひっそり。丸い…丸いぞ…!

あの見覚えのあるずんぐりむっくりなボディはカワガラスに違いない!と思い草に体をひそめて遠目から動画を撮りました。

カワガラスたちはしばらくその場所で水面を嘴でをつついたり、体を半分川につけてみたりしつつ過ごしていました。

その日以降、大入峠に続く矢戸の橋の周辺や役場近くの日野川、自宅のすぐ前の川などで頻繁に見かけるようになりました。

萩原で見つけたカワガラス!こっちを見られています!

水面ギリギリを猛スピードで飛び、水面に突っ込んでいく様子は何とも大胆で目を奪われる光景なので気になったかたは是非川のそばを観察してみてください!

水面すれすれを飛んでいくカワガラスの様子

今回は濡れないずんぐりむっくりバードこと『カワガラス』を紹介しました!

ここまで読んでくださってありがとうございました!
それではまた、次の投稿で!

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