全部自民党のせいと言うのが野党しぐさ

素人の人はこう言って悦にいることが多いが、今回の政府の対応スピードは歴史的な速さであろう。米国や欧州諸国では確率の概念が理解されているが、日本の特に左派やリベラルは人数の概念はあるが、確率や統計などという高等な考え方には馴染みがない。なのでそれが10万人に1人でも百万人に1人でも「1人は1人だ!ワクチンなんてクソ喰らえ!ワクチンさえうたなければ副反応で死ぬことはなかったのに!さあ厚労省を包囲しろ」と叫ぶわけである。

その宗教的情熱は正に反知性と呼ぶに相応しい態度であるが、彼らは数学の神様を邪教と認識しているので数学的合理性を「反知性主義」と呼ぶことが多い。要するに確率統計の根拠を理解できていないので彼らにとって、そんな説明に合理性を見出し得ないということである。

今回のコロナ禍において、多くの人が「ゼロコロナ」を唱えずに「ウィズコロナ」と言わざるを得なかったのは「ゼロコロナ」では1人でもコロナ患者が出たらそういう宗教的情熱に燃える左派、リベラル、極左活動家たちが「ほら、1人コロナ患者が出たぞ!ゼロコロナじゃなかったのか!担当者は責任をとって切腹しろ!」と叫び出すことが目に見えているからである。

逆にいうと、彼らにとってコロナ禍は単に党派性の問題に過ぎないとも言える。彼らにとって森羅万象は自民党政権を攻撃できるか否かで分類されている。つまり、ゼロコロナだ今すぐコロナ患者をゼロにしろとか天文学的な額の補償金を出せ!と喚くのは自民党政権に攻撃を行うためである。

ここからは家庭の話だが、仮に「野党連合政権」ができて、しかも現状のような状況であれば、彼らは「コロナ流行が止まらないのは前政権の自民党のせい。ワクチンが打てないのも自民党のせい。ワクチンに副反応があるのもアベのせい。野党政権が補償を出せないのは前政権の自民党政権のせい。野党政権に瑕疵は一つもないのだから野党政権を批判するのはネトウヨ。欲しがりません勝つまでは。野党政権じゃなくて自民党員が個人的に補償金を出せばよい。文句は自民党に言うべき!」って言い続けると思う。

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