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大阪都構想の住民投票再び

東京の人にとってはどうでもいい大阪都構想の話、コロナ対策で人気を上げた吉村都知事を擁する維新が強行突破を図りたいということのようである。

現状だと、「なんだかわからないけれど、あの吉村知事が推す大阪都構想だ。なんだかうまくゆくんじゃないだろうか。」とか「反対しているのは共産党とか野党ばっかりだろう?自民党府議も賛成しているそうじゃないか。」ということで賛成に人気が集まって可決されそうな気もする。

まあ、可決して大阪都構想になっても大阪が発展するかどうかはわからないのだけれども。東京のシンクタンクは「間違いない、うまくゆく」と太鼓判を押したそうだが、結構でたらめな計算をしているという話だったしね。まあ、東京の住民というかシンクタンクやコンサルは地方振興などをぶち上げて儲けだけを掠め取ってゆき、後にはツワモノどもの夢の跡で原野のみが残る事態になるかもしれぬ。

東京の人なら「ああ、日本は結局、東京一極集中ですし、もしあなたが無能じゃなかったら東京に来て一旗あげればいいじゃありませんか(大阪にしがみつくのは無能の証ですよ)。」とでも言って笑いそうだね。今、都構想が可決されても、実際に大阪市が分割されるのは5年ほど後のことだろうし、その結果がわかるのはさらにその5〜10年先だろう。つまり、今、大阪都構想に賛成の票を投じた人たちはもしかすると、結果が出る頃にはもう老人ホームで隠居しているかもしれないのである。

その時になって「なぜ大阪市を分割・解体などしたんだ!」と言って老人ホームにいるお年寄りを責めてもしょうがないじゃない。泣き寝入りだなあと泣く羽目になれば、東京のコンサルたちが「大阪の失敗例」として大々的に教材に取り上げてくれるのではないかと思う。

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