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巨乳女性への攻撃をいかに利用するか
単に「胸の大きな女性の表象が含まれる広告」ではなく「女性の大きな胸を男性の癒しとしているのがわかる表象を押し出した広告」。日頃、胸にばかり注目されて嫌な思いをしている女性にとってはエンパワーメントどころではなく、「自分はそこしか見られてない」という「疎外感」を持つ場合があります。 https://t.co/aU64fgo9S4
— 大野左紀子 (@anatatachi_ohno) April 16, 2022
これは一面では真実である。例の新聞広告では大部分を腕で覆い隠していたものの胸部の一部は表現されていたので胸が大きいじゃないか!という主張は一見すると説得力があるかもしれない。
けれども、最近のフェミニスト達による広告などの攻撃は胸の大きい女性にも広がっているわけである。
もう忘れた人もいるかもしれないがこの人は当然高校生でもない実写モデルであったがバッシングを受けた訳である。
それ以外にもどこかの美容外科の看板もバッシングを受けた訳である。そこはバッシングを受けて女性モデルをやめてモデルが来ていた宣伝文句の入ったTシャツだけを掲示するという皮肉を込めた宣伝の看板を作ったのではなかったか。
そもそもの巨乳をバッシングした始まりは秋葉原の電気街でのアニメポスターが童顔巨乳であるというので不適切という叫びであった。その人は多分、米国の右派的な人で、むしろピューリタン的な潔癖性を持っていたのかもしれない。日本の童顔巨乳のアニメ絵が我慢ならなかったという訳である。他の米国在住であるらしい女性は「巨乳はバカの象徴。女性はバカに見られないためには乳房縮小手術を行うのである。」と叫んだ訳である。以前のついった垢が凍結されたのでこれが日赤の献血ポスターの騒ぎの前かあとかよくわからない。
まあ、実際には数年以上前の秋葉原は電気店の撤退と漫画喫茶みたいなのが進出してそこの店員さんのような人が客引きしたり、ちょっとお色気のソフトウェアを売る店が際どいお色気アニメポスターを貼り出していたのは嘘ではない。けれども、彼女達がクレームを出した時には既にそういうきわどいポスターは自主規制されていた訳である。実際わざわざ大阪から確認しに行った時にもほとんど以前のようなポスターは見当たらなかった訳である。
その後、そういう騒ぎを見て確信犯的に童顔巨乳のポスターを出した店は話題にはなったが自主規制違反ということで油を絞られたと思うのである。
恐らくは今のフェミニスト達は既に以前の、例えば、ピル解禁を叫んでいたフェミニスト達とは世代が変わっているのである。女性の快方を叫び、トップレスで歩いたり、ミニスカートを履いてフリーセックスを叫んだフェミニスト達はもういない(のか隠れているだけのかはわからない)。今のフェミニスト達は例えばトランスジェンダーを否定し、ピューリタン的な潔癖性を持つ人たちである。童顔巨乳の排斥を叫んだ人は「自分はフェミニストではない」という自覚は持っていたのであるけれど、その後の人は我こそが正しい、正義のフェミニストという自己認識を持っているであろう。
いや、保守としてはお仲間じゃないかと言いたいかもしれないが、まだ不十分である。彼女達はまだ上野千鶴子氏の影響下であるので家父長制反対を言う訳である。そこまで行けばもう一息である。上野氏のいうみんなで平等に貧しくなるというのは実際に高級マンションにすんで外車に乗って生活できる層以外は辛い訳である。日本のフェミニスト達ももう少し貧乏になって生活苦を実感すれば、「甲斐性のある男がいい。家父長制上等。ビンボはもう嫌」と言い出すかもしれない。
もちろん、優秀な女性はきちんと国のために活躍できるルートは維持しておいて、その生存競争に疲れた女性には別ルートを作れば良い訳である。農家の嫁でも長男の嫁でもいいじゃない。専業主婦で生きてゆくというルートを復活させる訳である。
残念ながら男には専業主夫というルートは高嶺の花である。男は女性を養うことに甲斐性を感じるが、女性は男が専業主夫になる時に養うことは無駄と感じる人が多い様子だからである。
ということであればサヨクやフェミニストに女性を攻撃させてどんどん疲れさせ、こんな辛い生活なら男と結婚して専業主婦になる方がいいと叫び出す女性を増やしていけば良いのである。専業主婦には専業主婦の苦労もあるだろうがそれなりの楽しみもあるだろう。そうして女性の専業主婦への忌避感を減らしてゆくことが重要であろう。
それを考えると、フェミニスト達を応援して巨乳女性だけではなく多くの女性を攻撃させ、女性達をフェミニズム嫌いにさせるのが良い戦略なのではないかと思える訳である。
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