負け犬

逢坂先生の少子化対策もわからないではないのだが、多分低賃金の解消については女性の低賃金解消って言いたいはずなのである。けれども、女性が低賃金の解消→時短労働の解消でフルタイム勤務というWEFのジェンダーギャップの解消を目指したとすれば、男の性役割とのコンフリクトが起きると思うのである。

つまり、女性は男に家事育児介護のケア労働を求めているが、それは男がパート勤務の低賃金の代わりにケア労働をするということでは決してないわけである。男はフルタイム残業ありでガンガン働いた上できらっと爽やかに白い歯を見せて「大丈夫。子供が熱を出したら『仕事しながら看病するよ。分身の術なんて簡単簡単』」ということを求めているわけである。

いや、ファンタジーの世界ならいざ知らず、現実の世界ではにんともかんともというべきであろう。

だからこそ、彼らも具体的な解決策は出せないのである。大体、「さあ結婚しましょう」なんて行政が言い出したら『官制婚活!』と叫んで富山の某先生やボーズマンの某先生が大反対を巻き起こすことは間違いないのである。

そ、そうだよね、女性の自立!結婚なんてクソ!子供を産むなんて女性にとっては敗北です。でも子供のいない女性は負け犬ですというもうどっちに行っても負けという情けない事態に立ち向かっているのが今の日本左翼である。

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