今後の日本をどうしてゆくかを示さない野党には存在意義はないだろう。

共産党はまあ、今は色々護憲とか吹かしているけれど本音としては憲法改正して1〜8条を削除して、共産党による一党独裁政権を築きたいというのは見えているわけである。軍隊についても共産党軍を建設するだろうけれど、それを自衛隊ベースにするか、自衛隊を潰して新しく作るかがよくわからないだけである。もちろん我々ネトウヨとか自民党員はパージされることになるだろう。つまり、スターリンの大粛清とか文化大革命を再現することになるわけである。われわれネトウヨがいくら「共産党は右翼だ」とか妄言を言われても受け入れられないのはもちろん、我々自由主義者は共産党員だからといって排除はしないが、彼ら共産党員は権力を握れば我々を殺しに来ることが確定しているからにすぎない。

立憲民主党は何がやりたいのかはわからない。今のところ定見はなくただ行き当たりばったりに「政府に金をせびろう」としているようにしか見えない。つまり、大阪の革新府政のようなものである。見境なく補助金をばら撒いて借金の山を築いたアレである。自民党には対抗するが、それもただ好き嫌いのレベルなのではないか。主義としてこうすべきとかこうあるべきというものは希薄で、ただ「ぼくちゃんはアベが嫌いだ」というレベルの反発である。将来日本をどうこうしたいというものは少ないわけである。

近景としては新党首があれこれ言い出していることは評価できるが、遠景としてこれからをどういう日本にするの?という問いにはまだ答えられていないのではないか。

だからこそ共産党は未定見の立憲民主ならば共産党に引っ張り込める。共産党の色に染められると見抜いて野党共闘であそこまでの譲歩をしたのではないかと思うのである。

その点では国民民主党はあるべき日本の国の姿を模索しているという努力は感じられるのである。たとえ、それが一部分、新自由主義の維新の会と重なったり、自民党と重なったりすることがあっても良いではないか。ある意味言えばタカ派とハト派を抱えている自民党はそれだけ間口の広い政党であるといえるわけである。

残念ながら立憲民主党はそこまで間口の広い政党ではあり得ない。まずは自分たちがどうしたいのかを主張しなければこれまでの社会党などと同じ繰り返しで、結局は自分を見失って崩壊するだけだと思うのである。

他の小政党や勢力については今は論じる必要はないのではないかと思う。

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