五十歩百歩

いや、アベちゃんを批判するのは自由だと思う。問題は批判という体裁をとりながら、その実は単なる悪口以上のものでない、いじめに近いものである点であろう。

この大袈裟太郎氏の「ツイートの添削」などはその典型である。

津川雅彦氏の死去に伴う追悼のツイートにどうでもいいイチャモンをつけている。正に重箱の隅をつつく態度である。

先日、辞任した検察官氏の問題で検察官の定年延長問題について弁護士会が批判したというのは理解できるが、ツイッターの大騒ぎには白眼視したくなるのは、結局、彼らが日本のことや国民のことをまじめに考えているのではなくて、単なるアベちゃんへの好き嫌いで判断しているだけだとしか思えないからである。

今まで彼らと会話を試みたことがあるが、常に不満足な結果であった。彼らはアベちゃんにもネトウヨや右派にも単に感情的な嫌悪を示すのみであった。彼らは安倍政権を凌駕する政策を示したこともない。これは諸野党が今回のコロナウイルス禍でモリカケサクラレベルの話しかできていないことと一致するのではないか。そりゃ野党支持の高齢者は「定年延長なんてけしからん、年金給付時期の後ろ倒しなんてもっての外だ」って言いたいのかもしれないが、それなら少子高齢化をどう乗り切ってゆくつもりなのだろうか。

破綻するのはわかっているが破綻するまでいい顔をしていたいということかもしれない。けれども、それはとてもじゃないが責任ある態度とは言えないであろう。

問題は多くの左派や反アベ一族はそこまでにすら至っていないのではないかと思う。「ボ、ボクちゃんは正義なんだ!だから僕ちゃんがアベちゃんやネトウヨどもをいじめるのも正義なんだ!」という根拠のない思い込みしか持っていないのではないか。

このお亡くなりになった女子プロレスラー氏もSNSで誹謗中傷を受けていたということである。非常に残念なことであり、御冥福をお祈りします。サヨク諸氏は「アベちゃんやネトウヨどもをSNSで誹謗中傷してもそれは正義だから許されるけれど、この女子プロレスラー氏をSNSで誹謗中傷した奴は非人間的で許せない。」って真顔で言いそうである。

五十歩百歩とはこういう時に使いたくなるかもしれない。

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