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ミーハー心と反抗心

まず、私はオタクです。

タイプとしては、ひとつのものに長くハマるタイプのオタクです。

しかし、心では流行りのものに飛びつきたい気持ちもあります。

飛びつけばいいじゃんと思うのですが、なかなか素直になれずに機を逃すことすらあります。
もったいない。

どうして流行りに乗り切れないのか。

そのワケは、"ミーハーと思われたくない"というところにあるのだと思います。

それには、私が長くオタクをやってきていることも関係してきます。

以下は持論なので軽く読んでいただきたいのですが……

何かのオタクであればあるほど、その事象について深く知ろうとします。歴が長くなればその分の情報を持っていますし、界隈の新規になればより多くの情報を調べて身につけようとします。
逆に言えば、「知らない」は「にわか」に通じてしまうのです。

私はずっとこの思想のオタ活をしてきました。
これがここにきて、ミーハー心の邪魔をしています。

何か新しいジャンルにハマろうとしても、「また一から調べなきゃいけない……」「昔のコンテンツを遡って見ないと……」「曲を好きになったらアーティストも調べないと……」といった義務感が生じてしまいます。

実際は、そんな義務は全くありません。

音楽を聴くとき、この曲が好きだからという理由で聴いていいのです。この本が好きだから、このお笑いが好きだから、このアニメが好きだから……。
本当はそれでいいんです。それだけでいいんです。

知らないことは知らないでいいんです。
必要な情報は流れに乗って知るときがいずれ来ます。

「知らない」から「にわか」ということにはなりません。

(事情を知らないでアレコレ憶測でものを言うのは違いますが)

好きを突き詰めたいと思ってしまう性分ゆえ、面白いを逃している気がします。気がするというか、たぶん逃しています。

自分が新規の場で尻込みすることを考えると、自分が中堅ぐらいになった場では新しい人に優しくありたいと思います。そして出来ればどの界隈もそうあってほしいと願うばかりです。

オタ活は基本楽しさを求めているのですし、娯楽はもっとフランクに、開かれた場であるべきですね。

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