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病院を建て替えるには(移転⑤)

明けましておめでとうございます。新たな年を迎えました。心機一転というのか、年が変わったことで、リセットして新たな気持ちで事に当たろうとするのは、『私だけではない』はず。。。さて、今年はどんな年になるのでしょうか??

しばらく書いていませんでしたが、移転シリーズです。何度かの計画検討を経ると、移転計画はかなり具体的になってきます。

このあたりで、今の施設と新しい施設の間で、できるだけ同じ条件の下で実際に車を走らせてみて、どのくらいの時間がかかるかの実測時間を求めます。

1台の移送車が『一定の時間で何回往復できるのか』の情報が重要です。通常、朝食後に移送が開始されるので、朝の8時から始めて、お昼の12時(新病院側で昼食を取ってもらうため12時までに終了させたいのが目標になります)までの約4時間で、1台の車が何回往復できるのかを求めます。ベッド搬送の例をあげれば、患者さんを乗せるのに15分、降ろすのに15分、移送時間15分、戻るのに15分とすると60分かかることになります。4時間ですから1台で4人を移送できることになります。10台で40人です。。

もちろん、車いすの方は1台で2人、独歩の方用のマイクロバスは、より多くの方を移送することができます。ただし、容態が比較的安定している方は、一時帰宅が可能であれば、一旦帰宅される方が移転時のリスクは減少します。知らない方もおられるかもしれませんが、お正月には入院患者さんの中でも、一時的に帰宅される方も多くおられるのです。移送時においても、無理に移送せずに、自宅に戻ることができる方は戻っていただくのが得策ではないかと思います。

そういう意味でも、患者移送の中心はベッド搬送(つまり動けない人)になります。以前に書いているカテゴリーとしてはAやBの方を中心に検討することが、病院移転時の患者移送の本質と考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。お役に立てる記事、笑ってもらえる記事、ホッとできる記事などを書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。