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数字で振り返るゲームマーケット2024春のマダミス情報

ゲームマーケット2024 春ではさまざまなマダミスが出展されました。
本稿では2021年秋以降のゲームマーケットのデータとともに、数字でゲームマーケット2024 春のマダミス出展作品を振り返ります。
なおサークルや新作の出展情報は個人調査に基づいています。調査もれがある可能性はご了承ください。

ゲームマーケット2024春のキーワードは「マダミスの広がり」です。
マダミスを出展したサークル数は過去最多を大幅に更新、新作も前回とほぼ同じ数です。昨年未参加のサークル数も20サークルと、出展数の3分の1を占めています。
ゲームマーケットは春と秋に開催されますが、春から秋よりも秋から春の方が開催間隔が短いこともあり、昨年、一昨年とマダミスの新作は"秋高春低"の傾向がありました。
しかし今回は新規サークルが増えたことで出展サークル数を更新、新作の数も秋並みになったとみられます。

作品面でも『ヒカル殺人事件』や『堀江貴文殺人事件』、『彼女、お借りします』シリーズといった、いままでのマダミスプレイヤーと異なる層を狙った作品がリリースされたり、SCRAP、タンブルウィード、集英社ゲームズが新作をリリースしています。
またゲームマーケットのスペシャルステージでマーダーミステリーのトークショウが行われ、堀江貴文氏も登壇しています。

価格面では5000円以上の高価格帯の作品が減少し、2000円~5000円の中価格帯が増えたこと、チャック横丁で低価格が頒布されたことから平均価格が2714円と下落しています。
製造原価の高騰で昨年春は高価格化が進んでいましたが、価格は落ち着いたようです。
プレイ人数も2023年春は4人以下の作品が中心でしたが、2023年秋以降は5人以上の作品が戻ってきており、2024年春も5人以上の作品が4分の1を占めています。

例年の傾向としてゲームマーケット秋の新作の点数は春の1.5倍以上です。今年もその傾向が続くとしたら、秋の新作は80作品と大幅に記録更新することになります。

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