【聴講メモ】自閉文化を語る会「嘘、冗談、皮肉」

12/29の #自閉文化を語る会 後日配信を聴いた。
今回も、ASD文化がまた一歩身近になった。一方、登壇者のように自己分析を交えて対話ができない子どもにとっては、辛い壁だろうと思う。

【聴講メモ】
●主催:『ニューロダイバーシティの教科書』『〈叱る依存〉がとまらない』の村中直人先生
https://twitter.com/naoto_muranaka/status/1608452353451266048?

●ASDあるある的な話
「思ってもないことを言っちゃうこと、あるじゃん。」
「思ってもないことを言うことは無いよ。」

謝ることは出来るけど、「二度と起こさないようにする」とは言えない。
定型者からは、「確約を求めているのではなく、(その場の)言葉で安心を得たいだけ。」と言われる。
ASD者にとっては、出来ない約束をする定型者の方が理解できない。

●テーマ「冗談」について
「今から言うことは冗談です」と言うシグナルを予め出して欲しい。

「他者を落として笑いを取る」のは不快。
漫才でも、他者を落とす笑いは笑えない。
一方、関西文化で「落とされて、オイシイ」というケースがある。
(ASD文化と地域文化の2層の構造がある)

●テーマ「皮肉」について
「ASD文化圏の人は、直球のコミュニケーションなので、皮肉は思い付かない。」
に対して、「いや、追い詰められた時に、皮肉で応酬することはある。(受動型で我慢を続けた挙句に)」
村中先生の捉え方:
裏側のメカニズムは同じでも、表出するものは逆になるケースもある。その人の体験、経験による。

#ASD文化論

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