映画『RRR』、岡山城リニューアルオープン、映画『荒野に希望の灯をともす』3本立ての濃厚な1日

11月3日。文化の日。
映画『RRR』、岡山城リニューアルオープン、映画『荒野に希望の灯をともす』3本立ての濃厚な1日を過ごしましたので、そのときの模様を少しですがお伝えしたいとおもいます。

映画『RRR』

映画『RRR』は、画家石井みつこ嬢(イシコさん)と共に、テンションあげあげで映画館に繰り出す約束を果たすべく劇場へ。予約時は少なかったけれど、いざ場内に入るとわりと座席が埋まっておりぎゅうぎゅうに。ラージャウマリ監督作品の人気が伺えられました。

そして、
「3時間が長いといった心配は一切ないらしいよ！」
と高らかに事前情報をくれたイシコさんのいう通り、マジでアッという間に映画が終わりました。

・人ってあんなに動けんの？！？！

・薬草の調合早すぎよ！！

・総督と総督夫人の激ヤバ要求の数々に何故か主人公達に「ごめん、ごめんよ！！」と代わりに謝りたくなる気持ちに何度もなっちゃったり

・とにかく筋トレ激しすぎ！

・鹿にのると見せかけて…乗らんのかーーい！！

等、鑑賞後は二人で高らかに感想を述べ合いました。

あと、不思議だったのは、『RRR』鑑賞後は沢山元気をもらいましたが、カレー欲求が全く発動せず、何故か二人ともあっさりとした”米”を心から欲し、海鮮ひつまぶしをもぐもぐと食しながら「年齢もあるが、あたいたちは根っからの日本人なんやな。」と実感しあいました。

リニューアルした岡山城

そして、せっかくだからとリニューアルした岡山城へにも足を運んでまいりました。

装填、照準、発射ごっこをしたり、様変わりした岡山城を堪能した後は、リニューアル関連イベントで石山公園に来ていた、名古屋おもてなし武将隊の演舞を拝んだりしました。

午前中にとんでもない勢いの乱闘群舞映像をこれでもか！と見ていたせいか、信長様の決めポーズの背景に、どうしても脳内の端っこで火焔や水流が劇的に流れ込みながら決めポーズを繰り出すラーマとビームの勇姿がどうしてもチラついちゃうわ！とイシコすんとムフフと笑い合ったりしました。

映画『荒野に希望の灯をともす』

その後、イシコさんと別れ、私はシネマクレールへ。

中村哲さんをとりあげた映画『荒野に希望の灯をともす』を鑑賞してきました。

映画『荒野にー』では、医療従事の経験を経て、最終的に、とにかく綺麗な水をアフガニスタンの方達に届けたいという一心で、アフガニスタン国内や世界情勢も緊迫した状況下の中でも忍耐強く、現地の方達と共にクナール川から水を引き出すため試行錯誤しながらマルワリード用水路を建設し続ける中村哲さん達の様子が、中村さんの言葉と共に淡々と映し出されます。

厳しい自然とのやり取りの中から、故郷福岡の河川や山田堰を参考にして用水路建設のヒントを得たりと、とにかく諦めずに実行し続ける姿に心打たれました。

実は何十年か前、私は中村哲さんの活動を知りまして、その後、中村哲さんの書籍を読み感動していた頃に運良く鴨川町(岡山県)で、ペシャワール会の写真展示が開催されることを知り、急いで出掛けて写真展を鑑賞したあの日を思い出しました。

そして今日、ちょうど、岡山城のリニューアル展示で旭川河川工事の変遷が小早川時代から現代まで丁寧に紹介されていて、江戸時代の河川や土木事業技術者の精巧さや偉大さを再認識したところだったので、「いやもうどんだけ繋がっているんだろう」とかなり痺れてしまいました。