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研発投稿③『長さの導入』

京都教育大学附属桃山小学校 研究発表会

令和6年2月22日(木)

https://pay.f-regi.com/fc/kyokyo/council/momosho

京都教育大学の黒田先生のFacebookより引用

既習のcmの長さから教室の縦・横の長さへと概念を拡張する際に、cmをツールとして使用することの不具合(誤差が大きすぎる)を体験させ、mの長さの必要性を考えさせるという展開でした。

 子どもたちの活動では、1)荷造り用のビニールテープを下にひいてその上に物差しを隙間なく置いていく方法により直線上(最短距離)を測るという工夫や、2)普遍単位としての30cm物差しよりも長い机の横の長さを任意単位として、それらを並べ個数を数えることで長さを求めるといった工夫が見られました。また、タブレットの電卓機能も自由に活用していました。

 最初の段階での時間の使い方が長くなりがちで、最後が少し延長してしまったことや、測定の際の指示が、教室の縦、横、高さと拡散したために、子どもの活動が煩雑になりすぎた点などが課題として出ました。

黒田先生には、研究発表会当日にもご指導頂けます。協議会に参加していただける先生方にとっても良いお話が聞けるように、良い提案ができるよう、準備していきます。

くろだちゃんねる

https://www.youtube.com/@user-gk8rp9eh8y

板書

黒田先生の投稿にもあるように、この時間は長引いた上に、活動が中途半端に終わってしまいました。コメント欄にもあるように、導入での話をシンプルにすべきでしたし、活動内容を絞る必要がありました。

しかし、子ども達は教室の大きさ(縦、横、高さの長さ)を測りたい気持ちになっていたので、次の時間を使って最後まで測り切りました。最後に、「誤差」という発言について、一回一回の測り方の「誤差」が出ていることに着目している子がいました。「何回も測るよりもなるべく少ない数で正しく測れば、みんな同じ長さになるはず」と。そのことを共有して、次回はどうしたいかを考えながらふり返りを書きました。

「2年2組の教室の大きさは、来年の教室とどっちが大きいのかな?」「3年生の教室も測りたいな」「でも、きちっと測れていないから比べられない」と、測らされるのではなく、自分達の生活について考えるために測りたいという気持ちが湧いてきているのが良かったです。

当日は、45分という時間の中でしっかりと伝えたいことを提案できるようにしたいです。

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