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研発投稿⑧『長さ(2)終了』

京都教育大学附属桃山小学校 研究発表会

令和6年2月22日(木)

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研発投稿⑧『長さ(2)終了』

最後に「ひき算」の問題を解きました。


前回のカードゲームで、ひき算をやっている人もいたので、繰り下がりの確認だけ行って、カードの続きをしたり、練習問題を解いたりしようと思っていました。

しかし、問題文を読んで、、、

「足し算か引き算か悩む人がいるかもしれないよ」

「実は、僕はどっちか悩んでいるんだ」

「ちがいって書いてあるじゃん」

「どうしてちがいとか合わせるととかだけで何算かって言い切れるの?」

「それはね…」

ここで止めて、「”それはね”の続き、みんなは言えますか?」と全体に問い、悩んでいる人がいることを確認しました。

それでは、と個別で説明を考え、その説明をグループでし合い、全体でも共有する時間をとりました。

教科書でいうと、この後の単元がテープ図の学習なのですが、本学級では1学期にテープ図を使うこともあったので、主にテープ図の考えを話していました。

しかし、テープ図に具体が見えていない人もいました。

そこで、2人の身長を使って「ちがい」を表現していた人の考えを共有しました。

それでも、よくわかっていない人のために、身長をテープ図に書き表し、そこに100と10と1のまとまりがいくつあるかを書き込んで式や問題文につなげるアイデアを話していました。

これは、子どもの話を止めながら、少しずつ全体で共有していきました。

言葉と図と具体とが行ったり来たりする時間は、算数の指導において非常に重要だと考えています。こういうアイデアが、子どもの側から発想されたのは、とても良いなと自画自賛の時間となりました。

演算決定についてもスッキリする時間となりました。

最後に、単元の振り返りを書いて、「長さ(2)」を終えました(練習問題は、このあと1時間行いました)。

いよいよ研発の単元に入ろうかどうしようかというところまで、来ています(1月25日現在)。


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