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かわいそかわいいチェブラーシカ
1969年から83年にかけて制作されたロシアの人形アニメ。
以下、Amazonでの紹介文を引用するけど、ちょっとほんとに、かわいそかわいいが詰まっているのでぜひ読んでほしい。
遠い南の国からやってきた、大きな耳の小さないきもの。起こしてもすぐに倒れてしまうので「チェブラーシカ(ばったり倒れ屋さん)」と名づけられたこの正体不明のいきものは、動物園にも受け入れを拒否され、都会の片隅の電話ボックスで暮らしていました。
かわいそう!!!!!!!!
ばったり倒れ屋さんってなに!? そんな意味の名前だと思わないじゃんね。
受け入れ拒否されて、電話ボックスで暮らしてるのもかわいそう。
愛するしかないじゃん!?
そんなチェブラーシカを見たのは2016年のことで、その時の感想文が以下のとおり。
薄汚れたチェブラーシカの哀れっぽさ、非力さ、守ってあげなきゃダメそうな感じ、とにかく可愛い。オレンジ箱から出てきた時にもう一目で大好きになった。
愛嬌のあるストーリーと、色調の暗さや音楽の物悲しさのアンバランスさ。
特に深い意味はなさそうなシーンでも、ワニのゲーナの表情ひとつで、なにか深い作品に思えるし、その実なんにも深くないのかもしれないし。
なんともいえず哀愁漂うアニメーション。
1話目が特に好き。ひとりぼっちが集まって友だちになっていく。
チェブラーシカが電話ボックスの中で回るコマを虚ろな目で眺めてるシーン、ゲーナがひとりでチェスをしてるシーン……泣ける。
とのこと。
コマを虚ろな目で眺めるシーンってなに???
可愛いマスコットキャラのほのぼのアニメとは思えない薄暗さで、すごく良かった記憶が残っている。
また見たいな~。
今でこそ「可哀想は可愛い」という価値観(?)が一般的に広まってるよねと思うけれど
当時はまだその感情を簡単に指し示すような言葉や概念がなかった気がする。
この頃の私は
「可哀想で可愛いものをかわかわと呼んで愛している。例えば不思議の国のアリスで、無邪気で可愛いのに最終的に食べられちゃうオイスターちゃんとか。キモかわ、ブサかわ、みたいなジャンルのひとつとして、かわかわ、広めたい」
とよく言っていた。
かわかわと呼び続けていたのは結局私ひとりだったけど、概念自体は広まったよ、よかったね。
以前書いてたブログから転載
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