めちゃくちゃで平凡な人生 ただの日記
私の家庭環境はめちゃくちゃだったし、たまに過去の話をすると「よく生きのびたね」「今そんな普通なのすごいね」と言ってもらえる。ありがとう。そう思う。
でも世の中にはもっと酷い家庭環境も山ほどあり、クソみたいな家庭育ちが集まる場所にいけば、たちまち私は平凡になる。
うちのほうがもっと酷かった、という不幸自慢が頻繁に開催され、不幸マウントをとりあう界隈というものも存在していて、
その中だと私は勝てたり勝てなかったりする。
何かと比べて自分が劣っていると思うのも、勝っていると思うのも、比較対象を何にするかで簡単に逆転するから
時々は自分より明らかに酷い暮らしの人間と自分を比べて、私はまだマシだと自分を慰めてみたりする。
私より生活がうまくいっている(ように見える)人たちの中にいるのは時に辛い。
でもその全て、いわば、気のせいだ。
誰かの人生と誰かの人生を公平で正確な天秤にかけることはできない。
どうせ気のせいなのに、そんな無意味なことで悩んだり傷ついたりしてしまうことも、人間だから、ある。
そんなことよりゲームしてアニメ見るほうが建設的だね、と思う。
最近はリックアンドモーティというアニメをよく見ている。
SFコメディ、なのかな、これは。
天才で倫理観ゼロの男がトラブルを起こしまくる、めちゃくちゃな作品だ。
めちゃくちゃだけど、いい話もあったり、家族愛が描かれることもあったり、そんな全てを破壊したりする。見続けていると、笑っていいのかわからないネタで笑えるようになってきた。日常の悩みがだんだんどうでもよくなってくる。助かる。
主人公のリックとモーティは作中であらゆる次元のあらゆる世界に行く。リックは言う、「どんなに魅力的な世界にも何かしら問題はある。ここでは頻繁に人間と蜘蛛による抗争が起きているし、宇宙一美味しいアイスがある!」
どこの国も、どこの街も、どんな人間の人生も、そういうものなのかもな、と思う。例外もあるかもしれないけど。
私の人生はある視点で見ればめちゃくちゃだし、平凡だし、元カレにクソみたいな理由で裁判を起こされているし、でも元カレの主張がめちゃくちゃすぎて裁判官も呆れていてウケるし、美味しいアイスは食べられる。
今は足元で犬が寝ていてあたたかい。
おわり!
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