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つぼノートを作ろう!その1<ザ・我が家感を伝えるには?>

ニコ設計室では、家づくりの最初に必ずお願いしている事があります。それがこの「つぼノート」作りです。これから家づくりをされようとしている方のために、「つぼノートについて」数回に分けて書きたいと思います。ちなみに、別に僕たちに設計を頼むつもりがなくっても絶対役にたつと思いますので参考にしてくださいね。さらには似たような職業の方々にも、少しでも参考になったら嬉しいです!

<ザ・我が家感を伝えるには?>
家づくりのヒアリングって案外難しいものです。
一般的に「土地の大きさは?」から始まり、「リビングは何帖?」「個室は何部屋?」「コンロはガスですか。IHですか?」という具合に広さや部屋数、機能、性能の話を中心に進行しがちです。でもそれはあくまでも最低限の情報であってそれだけの情報で描けるプランは、実は時間さえあれば無限にありますし、どれもそれなりに正解なんだと思うんですよね。でも
「結局、、、なんか最初に思ったのと違う家になってしましました(涙)」という話を、家づくりを終えたご家族の意見としてよく耳にします。それはなんででしょうか?

それはきっと、聞かれた事には答えてみたけれど、肝心の家族の雰囲気のようなものを伝える事ができなかったからなのだと思います。
それは、「ぽさ」とか、「らしさ」というようなふんわりとしたものなのですが、ふんわりしているからこそ、言葉で伝えるのがとても難しい事でもあります。じゃあどうしたらザ・我が家感ともいうべき「ぽさ」「らしさ」を伝える事ができるのでしょう?そして僕たち建築家も、それを受け取る事ができるのでしょうか?

その手段として、僕たちは、ご依頼があってから初回のご提案をするまでに
「つぼノート」というスクラップブックの作成をお願いしています。

<その2へ続きます>

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