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かけがえのない友達

友達を増やす勇気

友達が増えるって、人生においてかなりの大イベントです。
ある瞬間から友達になる、みたいなタイミングはないですが、知り合いから友達になるのには何かしらきっかけがあると思います。

きっかけというのは分かりやすく言えば「相手に質問をする」とか「自分から話しかける」とかそういうものです。遊びに誘うとかわざわざ予定を合わせて何かするとかは、もっと後の段階の悩みなのでここでは取り扱いません。

そして、そのきっかけを作るのは自分だったり相手だったり、共通の知人だったりすると思います。尚、「授業のグループ分けで同じになった」とかはきっかけとして認めないです。私も学生時代いろんな授業でいろんなグループに分けられましたが、同じグループだったのがきっかけで仲良くなるとかなかったので...。そういう人は授業内にだけ話したことがある顔見知りになりますよね。授業期間が終わっても顔見知り状態だけは残るので非常に厄介だなぁと常々思っていました。(人付き合い苦手すぎる)

さっきから偏見の補足が多すぎて本筋が入ってこないと思うので、本筋は太字にしておきますね。太字少なすぎて笑えます。

話を戻すと、「知り合いから友達になるきっかけ」を自分でつくるときってすごく緊張します。
「話しかけたら迷惑にならないかな」
「私と関わりたくないとか思われてないかな」
「相手の返答から上手く会話が続けられなかったらどうしよう」
「でも雰囲気的に仲良くなれそうな気がするし、趣味も合いそうだしな...」
その好奇心と恐怖心の混ざりあったような気持ちを友達を増やす勇気と呼ぶことにします。

そんな感情を乗り越えて、一世一代の勇気をもって話しかけるわけですが、もちろん誰に対してでも勇気を持てる訳ではありません。

確定(とまではいかなくてもそれに近い)演出

一声かけてみるまでに様々な苦悩を乗り越える必要がある私は、「声をかけても良い理由」を自分なりに探そうとします。それが確定演出です。

分かりやすい例で言えば、アーティストや芸能人のグッズのような知る人ぞ知る系のものを身に着けていること。それが自分の趣味と一致していればかなり確定演出ですが、詳細を知らなくてもそれに触れることで話を聞きだすことが出来るので確定(に結構近い)演出です。リュックにいっぱいラバーバンドをつけている人には「バンドお好きなんですか?」と聞けば良いだけのことです。

他に何か確定演出と言えることはあるかなと考えてみたのですが、対面で見た目だけの情報で出来ることは芸能人のグッズに触れることしか思い浮かびませんでした。日常的にグッズ身に着けてる人とかそんなおらんやろ、これやから友達おらんねん、と言われそうですが、その通りですね。

あとは、場面は限られますが授業などで全体に向けて自己紹介をするシーンがあった場合、そこで気になった趣味等を覚えておけばあとで話しかける材料になります。覚えてるの気持ち悪がられるかな、とか思ったりもしますが、同じ趣味の人に話しかけられると嬉しいので確定演出ですね。

対面の場であればこれくらいしかヒントがないので、ほとんど自分から声を発することなく解散することが多くなりますが、その点SNSは便利です。
誰に求められなくとも好きなものをツイートしたりリツイートしている。非常に趣味を把握するのに便利なツールですよね。重宝しています。

大勢の中の1対1

自分から声をかけるのを戸惑うもう一つ大きな理由が「周りの目が気になる」ことです。

私が誰かに話しかけにいくところを他人に見られていると、「あの人自分から話しかけにいってるな」「(異性だったら)狙ってるのかな」とか思われているんじゃないかと想像してしまい、耐えられなくなります。

自意識過剰で被害妄想なのは分かっていますが、私が人に話しかけるのに勇気がいるからこそ、他の方々のそういう場面を目にすると「誰に対しても話しかけにいくタイプなのかな」とか思ってしまうこともあるのです。

なので周りに多く人がいる中であれば余計に勇気は出なくなりますし、その周りにいる人が少し知り合いの集まりだったりすると絶対に無理!となります。

さきほどSNSは趣味が分かるから便利と書きましたが、声をかける環境としてリプはかなりハードルが高いです。会話するのであればDMの方が周りの目がないので良いですが、そもそも知り合いレベルの人にDMするハードルが高いので出来ません。いいねは、あまり他人のいいねとか気にならないだろうと思っているので出来ますが、しすぎると気持ち悪がられると思っているので「いいね!と思った投稿の半分くらい」はスルーしています。

結局一番ハードルが低いのは、周りに人の目がなくて、自分が話しかけたら絶対に返答がくる、という環境なのですが、現実世界を考えるとそんな状況はなかなか無いですよね。なので友達少ないんです、知ってます。


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言い訳ではないですが、Creepy Nutsの「たりないふたり」にこんな歌詞があります。

友達 ちょー少ない
寂しい? いやそうでもない

強がりじゃないです。本当です。
でも友達できたらめちゃくちゃ嬉しいです。


友達の定義(関係ない話)

何をもって友達にカウントするかという定義も人によって様々だと思いますが、現時点での私の定義は「もし道端ですれ違ったとして、3ラリー以上の会話がうまれるかどうか」です。
この定義は時期によってものすごく狭くなったり広くなったりします。

この上なく需要がないのは承知ですが、そう考える理由を残しておきます。2022年1月26日現在の定義です。

ポイント① 道端
普通は会話しなくても良い場所、というのがポイントになります。特に話さなくても良い相手であれば、気づかないふりをするか挨拶だけで別れるはずなので。

ポイント②すれ違う
これは「かなり親しい友達」を大きな友達という枠組みから区別するものです。前を歩く人が知り合いかもしれないという状況で、気になってわざわざ顔を確認したり話しかけりするのは、「かなり親しい友達」です。すれ違っていてお互い顔を認識できる環境、というのがポイント。
これはテストに出ます。
ポイント③3ラリー以上
A「あっ、Bさん?」
B「おー、Aさんやん!何してるん?」
A「買い物しにきてん。Bさんは?家ここらへんやっけ?」
B「いや、帰り道やったから寄ってみた〜」

はい、ここまでが2ラリーです。
大して仲良くない知り合いでもこの程度は話す流れになります。
ここから、友達と言える相手であればもう少し会話があるだろう、というのが持論です。


ここまで書きましたが、道を歩いていて偶然知り合いとすれ違うことは数年に一度の出来事なので、検証するのはなかなか難しいです。

良ければ読んでくださった方なりの「友達の定義」があればぜひ教えてください。読んだら私の定義もすぐに覆されるかもしれません。




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