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【表現評論】メモリーズオフ2nd コアレビューその5 巴ルート1【全作再プレイシリーズ】

●メモオフシリーズ、その他作品、様々なネタバレが含まれます。

●前回の記事

●巴の告白

3回会っただけで告白してくる巴。主人公どんだけイケメンなんだよ。ぁじで。こんなこと許されていいのか。こいつら喋った時間、トータルで1時間もないでしょ。しかも受け入れる主人公。いやいや、君交際中の人がいるんだけど。僕もじゃ無いんだよ。いや、選択肢選んだのこっちだけどさ。巴は一目惚れだとしても、主人公がどうやって好きになったのかは全く不明。向こうが一目惚れという理由はシリーズでもなくもないですが、こっちが一目惚れというのは、なかなか無いのでは。そういうルートあったかな。あ〜。ほたるにどう言おうかな〜。じゃないんですわ。やっぱりイナケンは理解不能です。リアル鯉のぼりでカキコオロギ芸人の方がまだ理解できる。

●ほたると遭遇

ほたるとデートに巴と遭遇。いや〜、気まずいですね。巴とほたるは友人なので、巴は空気を読んで他人のふりをしてくれるという神アシストを入れてきます。ほたるのピエロっぷりがかわいそう。主人公は焦りまくり。どいつもこいつも嘘! 嘘! 嘘だらけだ!っていうね。ハザマの顔が浮かんできますよ。ハザマって誰。まあほたる以外のルートだと必然的にそうなるんですが、ちょっと辛いですね。僕、浮気願望とか全くないし。やっぱ2ndは特殊なゲームですわ。逆に2nd以外はつまらないという人がいてもおかしくないですね。修羅場こそがメモリーズオフって言ってる人もいますし。修羅場とかそんなにありますかね。恋愛的な意味では、想君でちょっとあるくらいでは。ファイアーエムブレムでいうと聖戦の系譜みたいな特殊さがある。

●巴ブチ切れ案件

電話しても出ないので、巴を探しまわる伊波さん。必死というか、ダサすぎないか。いつもの公園で見つけたものの、巴はブチ切れ。そらそうよ。ほたるとは別れるよ、じゃねえんだよ。最初から別れて付き合ってくださいよ。巴はほたると別れるなんて認めないという、非常に倫理的に正しいことを言ってます。しかし主人公は食い下がる。巴はとりあえず返事を保留します。あまりにもカッコ悪りぃ〜けど、人間らしいのか。別にメモリーズオフで二股男のしょうもなさを見たいわけではない。正史では二股も何もないわけですが、他の主人公に比べると、問題を感じるというか、話に入り込めないですね。倫理的に怪しい主人公って、あんまりいないですし。ピカレスクロマンじゃないんだから。撃っていいのは、撃たれる覚悟のあるやつだけだ、くらい突き抜けてるならまだいいけど。この倫理のフラフラしてる感じは、ギャルゲーというより悪い意味での純文学っぽさがある。

●立ち絵の角度

ささきむつみの立ち絵は独特の角度がありますね。顔と首と上半身と下半身の角度が真っ直ぐになってないというか。一番わかりやすいのはカオスヘッドの七海で、めっちゃ傾いてるんだけど、違和感がそのまま味になって印象に残る。巴もそんな感じです。そんな感じというか、巴の方が先だけど。

●巴の返答

友達の彼氏を取っちゃう自分を好きになれないから、主人公の気持ちは受け取れない。真っ当な倫理観の持ち主ですが、主人公は理解できないとおっしゃっております。お前の方が理解できんわ。これ俺がおかしいのか? 実は世の男の倫理観というのがイナケン基準で、俺だけがおかしい説が浮上してきた。こんなもん、ほたるちゃんの脳が破壊されますよ。あまりにもかわいそう。乗り換えるとしても巴は絶対ない。同じような理由で静流もない。そんなこと言い出したら物語が成り立たないですね。はい。巴は冗談混じりに美人でスタイルが良くて性格も抜群の女の子と自分で言ってますが、ここにわざわざスタイルがいいを付け足すくらいなので、やっぱりスタイルはいいんじゃないのか。しかも自覚的に。前回か前々回にもそう書いたけど。この場は友達になりましょうという結論で終わります。友達でいいと思う。このまま平和に終わっとこう。

●ととちゃん

ともちゃんだとあの人になってしまうので、苦肉の策のあだ名。

●毎日会う二人

ほたるが必死でピアノの練習をしている最中に仲良くなっていく二人。会えない間に仲良くなっていくのって、余計に罪が深いですね。いやぁ〜。星天には嫁の妊娠中に不倫する親父がいましたが、それに近い罪深さを感じる。言い過ぎか。友達とか言って、未練を残した巴の方にも問題がありますね。イナケンの罪が100だとすると、巴にも1くらいはある。ほたるのコンクールもどうでもいいやという心境になってます。人の心がないのか。主人公はどうでもいいとして、巴は友達としてはすごく付き合いやすそうです。仲良くなりたいキャラNo. 1。いや、かおるもいるからな。リサとか那由多も友達としては良さそう。香月は微妙にこの枠ではない気がする。一番友達になりたくないのは……うーん。脳内には一人浮かんでいる。

文章に熱が入って全然進まなかったので、巴ルートは記事を分割。
次に続きます。

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