【表現評論】メモリーズオフ それから コアレビューその21 いのり&いのりトゥルールート2【全作再プレイシリーズ】
⚫︎前回の記事
⚫︎ピアノレッスン
ファイナルラスト音楽室。翌日はコンクールで翌々日は卒業式なので、本当のラスト。乙女の祈りを弾いているいのりさん。修造式パッション説得が効いたようです。しかしラストの練習でも寝ている男。いのりさんは一蹴君が寝るためだけにピアノを弾き続けるのか。本人が幸せならいいのか。
⚫︎飛田扉さん再び
なぜかピアノを聴かせたい相手がトビーだと勘違いしている一蹴君。違うに決まってるだろ。振られたショックで正常な判断力を無くしているらしい。失恋ほど判断力がなくなるイベントないからね。仕方ない。許しといたる。
勢い任せにトビーに会いに行くものの、ふざけんな、罪に苦しみ続けろなどと意味不明なことを言われます。トビーにとっては孤独に苦しみ続けることが贖罪らしい。ほんならお前もマグローの父親の罪を償い続けてくださいよ。言われなくても続けてるのか? 確かに孤独に苦しみ続けている感じはあるが、それは単なるパーソナリティなのでは。一蹴君によると、養護施設にいる時からそんな人間っぽいし。孤独に苦しみ続けるのが贖罪になるのかどうかは知らんけど。マグローの見解が知りたい。苦しみ続けてる割にはマグローは使いっ走りだし。他人にあーだこーだいう前に、自分の贖罪をなんとかしてください。それともトビーの方は、つばさちゃん、リナに特別な思い入れがあったのだろうか。それが一番しっくりくるんじゃないか。でもなぁ。この人は環とかあんまり関係なさそうな人間に対しても、関わりを持とうとしますからね。本当のことを言わない、知らない、嘘をつく人間に対しての怒りで生きているようなところがある。真実原理主義者。正義厨の右京さんと気が合いそうなので、右京さんの相棒になってもらいたい。
⚫︎リストの超絶技巧練習曲9番
コンクールで課題曲じゃない曲を弾き始めるいのり。お? りかりんのオーディションジャックのリスペクトか? こいつらすぐ決まりを破りますね。オーディションジャックしたり、コンクールジャックしたり、卒業式ジャックしたり。卒業式ジャックは師匠に罪はないけど。完全に一蹴君となぎなた部の共犯。課題曲じゃないのに、なぜ審査員はやめさせないのか。ミスりまくりだけど、感情はこもってるらしい。下手だけど最高の演奏というみんなの感想だったようです。勝手に違う曲を弾いたので後から怒られまくったとか。そらそうよ。いのりはなぜこの曲を弾いたんですかね。今の感情を出したかったのか。トビーへの怒りなのか。自分への怒りなのか。状況への悲しみなのか。この曲は回想、という副題がついているようです。想い出を清算する意味で弾いたのだろうか。結局清算ができていないので、話が続くわけですが。
⚫︎卒業式
恋愛ADVで卒業式を迎えるゲームってほとんどないですよね。ときメモは3年生までだけど、あれはADVじゃなくてSLGだし。まず設定が2年生なことが多いので卒業式はほとんどあり得ない。ADVで3年生のゲームってあるんですかね。3年生だと先輩出せないからね。それからは大学生を出すことで年上キャラを出してますが。りかりんって大学生だよね。大学生描写なかったけど。何ならそれからは後輩キャラすらいないですし。妹はいるけど。セオリーをガン無視していくスタイル。さよりんは一応いるか。攻略ヒロインと呼ぶほどの内容があるかは別として。それにしても、いつの間にか前のように仲良さそうにしてますね。扉さんいっちょかましてくださいよ。こいつら約束忘れてますよ。真実厨のあなたの出番です。
ここで俺たちずっと友達だろ、みたいな終わり方で、ノーマルエンド入ります。別れてもずっと友達とか、あり得ないよね。特に女の方からしたら。
⚫︎いのりトゥルールート
音緒さんと同じ方式で、ノーマルエンドからトゥルールートに入る。それからといえば天使と神さまのポエムです。意味はわかりません。いや、意味はわかるけど内容とリンクしてるのかな。深歩さんのポエムの方が現実とリンクしてないか。
⚫︎楽しかったあの頃その4
戻れないだろ。常識的に考えて。今度は初めて告白したシーンです。花火大会の日に浴衣を着てきたいのりに告白。いや、逆だった。いのりの方から告白してきたシーンだった。手繋いでいい? という質問に、何で? と問いかえす一蹴君。流石にその返事はチキンすぎるだろ。どんなおバカでも気があることはわかる。すっとぼけすぎです。見え見えのチャンスタイムをふいにしそうなシーンで、いのりさんの方が、好きだから、とこれまた見え見えの助け舟を返してきます。一蹴君はそのまま助け舟に乗っかっていい雰囲気に。ほんま甘えとんな〜。俺なんか絶対行けると思って、手繋いでいい? って言ったら一回断られたんだぞ。お前もそのくらい体験しろ。痛い目を見ろ。今見てるか。
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