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【世界考察14】FPSをはじめてみた感想/新しいことをやるとき

本来表現評論に属する記事ではあるが、それほどくだけた話ではないので、こちらにもってきた。

●手を付けなかったジャンル

何十年ゲームをやっていて、ほとんど手を付けなかったジャンルが二つある。音ゲーとFPSだ。音ゲーは少しはやったものの、FPSは本当に総プレイ時間が10時間もなかったレベルだ。そんな中、最近ヴァロラントを少し始めた(とすら言いがたいレベルだが)ので、所感を綴ってみたい。ちなみに格ゲーには慣れているので、格ゲーと比較しながら語ることになる。

●マウスとキーボードの操作に慣れない

格ゲーも特殊なコントローラ(アーケードコントローラ。通称アケコン)を使うわけだが、私はアケコンの扱いを練習した記憶が無い。持ったときから使えていたという気がする。一方マウスとキーボードは、慣れるまでそこそこ時間がかかった。自由に動けるようになるまで、測ってはいないが、おそらく二桁時間はかかってると思う。老化したからなのか、マウスとキーボードの操作がアケコンより複雑なのか、やる気の問題なのか、記憶が間違っているのかはわからない。あるいは全部か。

●エイム練習がつまらない

FPSといえばエイム練習をやれ、から始まるわけだが、これが面白くない。画面上の一点に合わせてマウスをクリックする、という行為のどこに面白みを見いだせば良いのか。タイピングゲーのように指を動かしてカタカタやるならまだしも、1点に合わせてマウスをクリックするだけである。それを言い出すと、格ゲーのコンボ練習もタイミングよくボタンを押していくだけではあるが、エイム練習は全くやる気にならなかった。これを毎日やれ、は多分無理である。エイム練習を試したことにより、コンボ練習をやりたくないという人の気持ちがわかったという収穫があった。

●画面内の情報量が多い

格闘ゲームとの比較ではあるが、見るべきことがあまりに多い。格ゲーは無意識に出来ていることが多いので、余計に感じるのだろうが、それを差し引いても情報量は膨大である。画面内に限らず、画面外の情報も考慮する必要があるので、なおさら考える事は多い。かなり頭を使うジャンルである。

●多対多という違和感

現実の争い(何の争いだろうが)でタイマンなどほとんどなく、多対多の方が多いわけだが、格ゲー脳になりすぎて、なんとなく複数人勝負の勝敗にすっきりしない。勝敗を語るレベルにもないので、この先変わるかもしれないが、どうだろう。ちなみにガンダムVSも数千戦やったが、結局2対2というところで勝敗にあまり納得感はなかった。固定でやれば違ったのかもしれない。俗にFPSは責任の所在がはっきりしないので初心者でもやりやすいと言われているが、所在がはっきりしないということは、勝ったときの勝った感もないのではという。

●新しいことに挑戦するのは楽しい

色々言ってはいるものの、新しいことをやるのは楽しいものである。ネガティブな感想も湧いてくるが、多分新しいことを始めるときの拒否反応だ。それも年をとるほどに起こるやつ。この拒否反応を乗り越えることで、間違いなく、FPSの上達以上に得るものがある。年を取るほど、意図的に、勝てないことを、見なかったことを、新しいことをやる必要性を感じている。


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