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【表現評論】メモリーズオフ それから コアレビューその9 果凛ルート1【全作再プレイシリーズ】

●メモオフシリーズ、その他作品、様々なネタバレが含まれます。

⚫︎前回の記事

⚫︎セーブデータが少ない

なんで48個しかないんですかね。メモリーカードでもないだから、無限にセーブさせてくださいよ。前も言ったっけ。

⚫︎カフェ編

カフェを中心にストーリーが進むお話。のんさんとりかりんのルートです。カナタも出てくる。声優が変わってるけど。

⚫︎いのりと扉君

雅ルートでは首を突っ込む場面ですが、カフェルートでは二人をスルーします。あーあ。スルーしなかったらいのりとヨリを戻せたのに。いや、やっぱなぞなぞマニアよりも、モデルのお嬢様よ。

⚫︎カナタ登場

相変わらずの傍若無人っぷり。ヒロインって基本成長するもんですが、この人はなんも変わりません。想君を思い出しても、音緒、深歩、響、環、那由多、沙子、みんな何かしら成長しているわけですが、カナタは何か変わったのだろうか。本当に何も変わってなくないか。あなたのママにも家来にもの時点からなーんにも変わってないのでは。経験としては悲惨な経験をしているわけですが、変化が感じられない。かといってキャラクターが完成されているわけでもなく。生涯キッズの精神で生きてます。まあ変わったらカナタじゃないんでね。これはこれででいいんでしょう。しかし、この手の、与えられた才能で天衣無縫に生きるキャラって、今となっては全然響かないんだよね。雲のジュウザとか。電波会話は相変わらず。

⚫︎ほたるの呼び出し

いのりがピアノをやめるくだり。話は一緒だけど、カフェ編ではなぜかルサックに呼び出されて話が進む。いのりはある部分ではやたらと頑固になることがあったとか。ある部分とは一蹴君のことでしょうね。気づかない男。説得してくれないかなぁ、じゃないんだよ。振った男なんて他人以下の存在ですよ。普通は。あくまで普通は。

⚫︎つばさちゃん

一蹴が施設にいた時、病院で知り合った女の子。背中につばさが生えてたらいいのに、とよく言っていたので、つばさちゃん。一蹴は病室からつばさちゃんを連れ出して事故に遭います。つばさちゃんはその時守れなかったはずなのに、なぜか事故の後、そのつばさちゃんに励まされて怪我から回復しましたと。この謎はこの時点では開示されません。いのりルートの核心ですからね。これはつばさちゃんが生きていたという話ではなく、本来のつばさちゃん(リナという少女)と後から出てきたつばさちゃん(いのり)を同一人物だと勘違いしているという、一蹴君の記憶違いのお話です。合ってるよな。だからいのりと一蹴は昔から知り合いってわけだ。メモリーズオフ伝統の昔から知り合いパターン。いうほど伝統かな。詳しくはいのり編でまたやります。

⚫︎のんちゃんのスカウト

によってカフェで働くことになったらしい。こいつらも昔から知り合いというか、のんちゃんは一蹴のことを知ってたんだよね。知ってて声かけたんだっけ。そこまでは覚えてない。ビビビって来たらしい。

⚫︎ジイヤ

りかりんの付き人。いくつくらいだろう。20後半くらいに見えるけど。

⚫︎りかりんさん

久しぶりの登場。果凛ルートと言っておきながらなかなか登場しない。想君にも名前だけ出ていた、あのりかりんです。カナタと同じグループにいたってことは、ショーゴ君とも知り合いですなんですかね。あの女を一目惚れさせることで定評のある男の知り合いなら、ワンチャン惚れててもおかしくないな。こう考えると、過去に出ていたキャラを新作に出すと、微妙なリスクがある気がしてきた。ノエルはキッズだったからいいけど。この人も事故の関係者だった気がするんだよなぁ。どう関係してたかは覚えておらず。

⚫︎秘密のハマガクの秘密の同級生

のんちゃんとりかりんとカナタの関係性。二人はモデルで一人はフリーター? あんなに一緒だったのに、どうして差がついたのか。慢心、環境の違い。でものんちゃんは現状を憂いているわけでもないので、差とは思ってなさそう。人生は自分が満足できるかどうかは全てですからね。そういう意味では、りかりんとカナタの方が遥かに差がありそう。かたや売れっ子タレント、かたや知る人ぞ知る程度のモデル。圧倒的な差。

⚫︎楽しそうに電話で話すカナタ

ショーゴ君と話してるんですかね。でも正史って音緒ルートだよね。違うのか? 新しい男ということにしておこう。

⚫︎歴代のお嬢様ヒロイン

野次馬を追い出して店内(店外も)をスッキリさせる主人公。お前がリムジンで来るから目立って野次馬が集まるんじゃい! とりかりんを正論パンチで殴りつけたところ、ちょっと気に入られたようです。わかっていてもジイヤが邪魔するらしい。このお嬢様っぷりは、メモリーズオフのヒロインズの中では桁外れではないか。他にお嬢様っぽい人を挙げると、まずちはや。代議士の娘で、爺さんが地元の名士。家にはお手伝いさんもいたレベル。あとは雅師匠とか、ちなつとか、陽詩とか。この3人はストーリーにお家が絡むので、同レベルな感じがある。クロエは社長の娘だったと思うけどお嬢様ではない。誰を挙げてもりかりんほどではなさそう。金と見た目で殴ってくる最強お嬢様。

⚫︎いのりを説得

するけど全く聞く耳持たず。これなぁ。雅ルートではヨリを戻して再度決着をつけるということで、ある意味いのりも完全に諦めがつきそうな話だったわけですが、他のルートだと基本初手で別れてから、そのまま何も知ることなく、さよならなんだよね。いのりさんの今後が偲ばれる。と言いたいけど、まあ心配はいらない。1ヶ月後には新しい男いるから。間違いない真実。沙子さんも納得。

⚫︎新型ケータイ! カメラ付き!

壊れた携帯を変える主人公。カメラで喜ぶ時代。おまけに折りたたみ携帯です。あんまりこの手の機器を出しすぎると、後々古臭くなるというデメリットを抱えてしまうのかもしれない。アドレス帳がなくなって真っ先に気になることがいのりと連絡が取れないこと。もう過去の女は忘れましょうや。

⚫︎りかりんのモットー

事務所のHPに載せられている芸能人カリンのモットーは「心を空白に」。どゆこと? 信もりかりんがカナタの知り合いであることを知って、ということはりかりんとショーゴとも知り合いなのか? と疑問を持っています。

「なんであいつのまわりには、女が集まってくるんだ? この世の七不思議だな」

メモリーズオフ それから

そら顔よ。顔。ショーゴ君は顔。りかりんのプロフィールを熱心に読んでいた一蹴を見て、信がりかりんが載っている雑誌を手に入れてきてやると提案してきます。

⚫︎カノジョに振られたんだって?

といきなり話を振ってくるりかりん。広く知られた公認カップルって後処理が面倒なんだなと。誰かが誰かと付き合っているという情報は、広く知られない方が良いのかもしれない。りかりんの家は父親が社長、母親が市議ということで、ちはやより格上っぽい。今思い出したけど、最強金持ちといえば春玉がいました。お嬢様っぽくはないけど、金持ち度で言えばレジェンドレベルではないか。この辺のシーンタイトルが乙女の祈り(フランス語)だけど、どこに乙女の祈り要素があるのか。

⚫︎飛田扉再び

この人は想君の時から一貫して嘘が嫌いな人なので、一蹴といのりは憎悪の対象のようです。飛田に絡まれる一蹴君と、それを辞めさせるいのり。意味がわからず一蹴くんは立ち去ります。意味はいのりルートでしかわからない。

⚫︎いのりをちゃんと説得しろ

とほたるからお叱りを受けます。そんなこと言うても昔の女ですやん。でもなぁ。確かにほたる先生のおっしゃる通り、一蹴君には愛が足りないよ、という指摘は正しいんだよね。いのりは別れたくて別れたわけではないので。ただそれは真実を知っている俯瞰視点から見た話であって、当の一蹴君はつゆ知らず。何も知らない状態でいのりを信じることができるのか。ある意味愛が足りなかったのが他のルートなのか。雅ルートはともかく。




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