【ペット保険は加入不要】と持論するキャットシッターが、かつてペット保険に加入していた時の話
こんにちは。
横浜市で猫専門のペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は、個人的見解ではありますが
「ペット保険は基本的に加入の必要はない」
という持論を展開しているシッターが、かつてペット保険に加入した時のお話をします。
ペット保険に加入しようかどうか悩んている方、迷っている方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです。
2014年6月に我が家の長男猫のレオが突然右後脚を骨折しました。
(ここからは、いつも呼んでいるレオくんと表現します。)
その時の状況はシッターの自己紹介ページに記載しているので、
よろしかったらお目を通してください。
この骨折がきっかけとなって、猫専門ペットシッターになったわけですが、
当時はあまりに突然のことだったのと、自分がすぐに気付いてあげられなかった後悔でさいなまれました。
今でも「もし過去に戻れるのなら、骨折する前に戻りたい」と思うことがあります。
骨折した当時のかかりつけの獣医さんのところでは、骨折の治療ができないということだったので、高度二次診療所を紹介していただき、そこで入院・治療を開始しました。
入院にあたり、診療所から提示された5日間入院の治療費はあまりに高額でした。
(10万円くらいかな)
と勝手に想像していたのですが、実際は3倍以上でした。
それでもレオくんがそれで元気になってくれるなら!とお支払いをすることを決めたわけです。
(正直それ以外に選択肢はありませんでした。骨折して腫れた脚をそのままで、自宅へ連れ帰るなんてできません・・・)
5日間の入院の後、3か月定期的な通院もあるので、
実際にかかった治療費のトータルは50万円以上です!
命には代えられないので、当然支払うべきお金です。
でもやっぱりこの金額を工面するのは大変でした。
そして、まだ猫の生態についてよく理解していなかった当時のわたしは、
「猫はいつ大きなけがをするかわからない生き物だから、いざという時のためにペット保険に加入しよう!」
と思ったわけです。
これこそ漠然とした不安からペット保険に加入した理由です。
そしてうすぐさまパソコンを開き、ペット保険を検索しては片っ端から資料請求し始めました。
自分が調べたすべてのペット保険の資料を手に入れて、どの保険がいいか見比べました。
たしか8社10商品だったと思います。
その時思ったのは
ペット保険は掛け金が安いけど、保障割合が低い。
保障割合を高いと、掛け金は高い。
免責されている疾患が多い。
加入することに意味があるのかよくわからない、と感じた記憶があります。
でも、50万以上の治療費を払い、
「もしもうちの子に何かあったらどうしよう」
という不安に押しつぶされていたわたしは、ペット保険に加入しなくては!
と必死でした。
そして10日間くらいの検討の結果、
保障割合が高く、年齢による掛け金の上昇率の低い「ペッツベスト」の保険に加入することに決め、手続きをしました。
でも、加入したのは男の子のレオくんと、リキだけ。
「病気になりやすいのは男の子」
という都市伝説のようなネットの情報から、そう決めました。
今思えば、なんていい加減な判断だったのだろうと、反省しています。。。
2匹で1年分の掛け金を3万円強お支払しました。
そしてペット保険に加入した1年間に動物病院にかかったのは
レオくんが特発性膀胱炎になった時の1回だけ。
抗生物質の注射を打っていただきました。治療費は9千円。
ただ、当時加入していたペッツベストのペット保険は1万円の免責金額がありました。
(1万円以上の自己負担額があった場合に保険請求できるということです。)
なので、保険金を請求することなく、保険期間を終えました。
まさに「保険はお守り代わり」とよく言われる状況を実践したわけです。
更新については悩みました。
とくある「ペット保険やめたら、大きな病気になっちゃうかも・・・」
という不安が頭をもたげましたが、その時には猫の生態についての勉強も始めていましたので、更新はしないことに決めました。
大切な家族である我が家の猫達が病気やケガをしないような生活環境を作ってあげることのほうが大事なのでは?
そういう考え方にシフトしていました。
これがシッターがかつてペット保険に加入した時の話です。
ペット保険に加入しようか悩んでいる方にとって
「うちはペット保険に入ってたおかげでちゃんと治療ができた」
「ペット保険に入っててよかった」
というお知り合いや猫友さんの言葉は魅力的に感じると思います。
でも、かつてのシッターのようなペット保険に加入していたけど、
保険金請求することなく加入損だったという方たちのほうが圧倒的多数であるわけです。
でないとペット保険の引き受けしている会社が利益出せないですから!
それにペット保険に加入していても、使わなかった人たちは「入らないほうがよかった」というネガティブな発言は声高に叫んだりはしないでしょう。
「うちの猫が今年1年元気でいてくれてよかった♪」
という気持ちのほうが第一ですから。
どうしてこのお話をしたかというと
ペット保険に加入したことないのに、ペット保険は基本不要
という持論を展開しているわけではないということを
知っていただきたかったからです。
不安な気持ちから、ペット保険に入ったほうがいいのかしら?
と悩む飼い主さんの気持ちはよ~くわかります!!
おうちのねこちゃんを大切に思うが故、
ペット保険に加入すべきか否か、
という課題は飼い主さんにとって大きな問題です。
もし悩んで悩んでも答えが見つからないようなら、
わたしのような猫のプロでもあり、お金のプロでもある第三者に
相談してみるのもいいかもしれませんね。
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