『いつも予約が取れない人気トレーナーの話し方に学ぼう!』Voicy2021年5月25日
私、運動はからっきしダメで、
高校3年生の時の体育の成績は「2」。
そんなわけで、ほとんど運動というものは
やったことがないんですけれども、
体力維持のためにと思いまして、
ピラティスに通っています。
その通っているピラティス教室に、
全然予約が取れない大人気の先生がいらっしゃいます。
そこで私は、「なぜ人気なのか」というのが知りたくて観察してみました。
■ 人気の理由その1:自分の提案をする前に、相手の話を先に聞く
まずその先生は、生徒さんの体の状態を見て、
動きを見て、症状を聞くと
どんなワークをすればそれが改善するか、
ということがすぐに分かる方でした。
これはやっぱり、信頼できますよね。
「ちゃんと見てもらっている」
「ちゃんと聞いてもらっている」
という感覚があった後で、瞬時に的確なアドバイスをもらえたら、すごく信頼しませんか?
他の先生はどうかと言うと、
そんなに体の状態や動きを見るわけではない方も、やっぱりいらっしゃいます。
あるいは、こちらの話を聞いてくださるけれども、そんなに聞いてくれてる感じがしない、ということもあります。
これは、ピラティスだけに限ったことではないと思います。
例えば、病院に行った時はどうでしょう。
症状を聞いてもらい、体を見てもらって、
こういう理由で、この薬がいいと思いますよ
と言ってもらいます。
もしそうでなかったら、不安になってしまいますよね。
いろいろなお仕事を皆さん、されていらっしゃると思いますが、どの仕事でも同じだと思います。
①それぞれのプロフェッショナル領域に
おいて、まずは相手の状況を伺う。
②プロとして、それに対して最適な
アドバイスをする。
③なぜそれが最適かということを
簡潔にお伝えする。
相手が求めているかどうかを聞く前に、
あるいは、言葉のやりとりでは聞いているけれど、実際にはそれを聞き入れていない状態で、
自分がいいと思うやり方を提案してしまうことは、結構あるのではないかなと思います。
そうすると相手は、自分が大切にされていない感じを受けてしまいます。
あるいは自分のための提案だ、と感じられないのです。
■ 人気の理由その2:意図を簡潔に伝える
人気の理由2つ目は、
なぜそのエクササイズをするのかという意図を簡潔に伝えてくださるからです。
私は運動が不得意なものですから、
やったほうがいいと分かってはいるものの
できればやりたくないわけですが、
その先生は、
「このエクササイズをするとこの部位が鍛えられるから、そうすると腰の痛みが和らぐんですよ」
というように、私が求めていることとワークをつなげてくださいます。
そのエクササイズの意図が分かるとやる気になりますし
さらに、自分の変化や成長を感じやすくなる利点もあります。
また、これも、どの仕事においても、あるいは仕事でなくても、一緒だと思います。
例えば、部下や同僚に何かご指示を出して
仕事をやってもらう場合や、
同じチームのメンバーの中でタスクを共有し、一緒に取り組んでいくことがある場合です。
「なぜそれをやるのか」という意図がわからないと、どうでしょう。
特に苦手なことの時や、疲れてた時なんかに
「なんでこんなことしなくちゃいけないんだろう」
と思いますよね。
そうするとやはり、意欲がどんどん下がっていくと思います。
だから、意図を明確に伝える
ということはすごく大切です。
それから、簡潔に伝えられると、さらに良いと思います。長くなってしまうと、聞いている方が疲れてしまいますからね。
<まとめ>
さて、今日のトライアルは…
「自分の提案をする前に、相手の話を先に聞く」
「なぜそれをやるのか、やってほしいのか、やりたいのか、その意図を簡潔に伝える」
の2つです。
この2つのポイントを少し、意識してみるのはいかがでしょうか?
✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼••┈┈••✼
しかし、本当に伝え方というのはどんなシーンにおいても、どんなお仕事においても大切なことですよね。
でも、テクニックとして
「なるほど、先に聞けばいいのね」
「あぁ~、わかったわかった!意図を言えばいいのね」
っていう風になっちゃうと、
今度はその気持ちが伝わってしまいます。
だからやっぱり一番大切なのは、
優しさだなと思います。
そんな自分の中にある優しさを、話す時にどうやって表現していくのかというのを一緒に学んでいく
ニシトアキコ学校話し方教室が6月からスタートしています。
いつからでもご参加いただけますので、
ご興味のある方は、ぜひYouTubeで配信されている説明会動画をご覧ください。
本日のVoicyです♫
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?