会話が続かない？もしかして質問が原因かも？（voicy2021/6/3）

今日のテーマは質問です！

会話の中で必ず出てくる要素のひとつですよね。

私はラジオDJをやっていた頃に、毎日のようにインタビューをさせてもらっていたのでいろんな質問をしていました。

それでこれは答えにくいんだなーという質問があることに、あるとき気がつきました。でもね、結構よく聞いちゃうんですよね。

それはどんな質問かと言うと、今までで一番〇〇だった事って何ですかという質問です。

例えばミュージシャンの方に「今までで一番良かったコンサートって誰のコンサートですか？」とか「今までで一番好きなCDって何ですか？」とか。

思い出すのが大変だし、しかも思い出した中でランキングをつけなきゃいけないじゃないですか。だからそんなに簡単に答えられないんですよね。それをラジオの生放送とかで聞いちゃうと、え～？ってなります。

これ、日常会話の中でもなるんですよね。
少し前なんですけど、2人の妹と話をしていて「今まででさ、一番幸せだなぁって思ったのってどんな瞬間？」って聞いたら、一人の妹が

「そんな事急に聞かれとって困るやろう！」って言ったんです。

「だって今までで一番とか言われたら思い出すの大変やん」って言われて。そうですよね、そうなんですよ。だけど結構聞いちゃうんですよね。

でも答えにくいから聞いちゃダメということではありません。時間があまりない時や、会話のテンポが重要な時にはこの質問すると流れが止まっちゃうことが多いので気をつけてください。

では、どういう質問だと答えやすいと思いますか？

それは、考えなくていい質問です。

例えば、「今日は地下鉄でいらっしゃったんですか？」とか、答えを考えなくていいですよね。要は、事実を聞くということです。

「〇〇っていかがですか？」
「どんな感じですか？」
と言うと、色々考えて言葉を選ばなければなりません。でも、お話があまり得意じゃない方でも事実だったらすぐに答えられるので割と口下手な方にはおすすめの質問かなって思います。

そんなわけで、今日のトライアルは、「ちょっと意識して事実の質問をしてみる」です。

事実と、そこから相手の考えを聞く質問、それから過去を思い出す質問、というのを質問する側である自分が意図的にコントロールあるいは選択できるようになる。

そうすると会話を自分の求めているテンポで運びやすいと思います。特にファシリテーターする時なんかには、すごく大切な技術になってきます。

なのでその第一歩としまして、今日は、事実を質問する、答えやすい質問をする、というのをちょっと意識してみるのはいかがでしょうか。

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