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元偏差値35の2浪東大生の合格体験記を読んでもらえますか?

こんにちは。
二浪で東京大学文科2類に合格した、西岡壱誠です。

二浪、ということで、現役・一浪と東大を受験して不合格を貰った上で、なんとか合格することができました。というわけで合格体験記と銘打ってありますが、実際は不合格体験記も兼ねていると思ってください。

そうした意味で、どうして二回も不合格だったのか、と言えば、ひとえに謙虚になれなかったからだと思っています。謙虚、とは不思議なもので、なろうと思ってなれるものではありません。ふと、「ああ、自分は謙虚にならなきゃダメだな」と気付いて、その上でなるものです。なぜなら謙虚でないうちは自分が謙虚でないことに気付けないからです。

謙虚とは、現実を見ることです。謙虚になれば、自分の現状を正しく把握し、向上する方法を考えることができるようになります。逆に、謙虚ではないと、成績は上がりにくいです。

例えば、多くの受験生が、よく「ケアレスミス」という言葉を使います。「本当なら解けた問題だけど、運悪く解けなかった」という意味合いで使います。

でも、本当にそうなのでしょうか。本当に「解けたハズ」なのでしょうか。私はそうは思いません。なぜなら実際に間違っているということは、どこかが・何かが抜けていたからです。

もしかしたら問題文をキチンと読まなかったことに起因するミスかもしれません。でも、そうであってもそれならどうしてキチンと読まなかったのかを考える必要があると思いませんか?時間が足りなくて焦っていたのかもしれません。ならば時間に余裕が出来るように解くべきでしょう。問題文を斜め読みしてしまう癖があるのかもしれません。ならばその癖を直さねばならないでしょう。

「ケアレスミス」という言葉を多用する受験生は必ず本番でも「ケアレスミス」をします。自信を持って言えます。なぜなら私がそうだったからです。

本当は、失敗からこそ多くのことを学べるハズなのです。正解した問題を復習しても得られる情報量は少ないです。それに比べて間違った問題があなたに教えてくれる情報のいかに多いことか。それなのに、「ケアレスミス」という言葉で「失敗」をなかったことにする。なかったことにして、そこから何も学ばない。こんなに勿体無いことはありません。


東大の2014年の英語の問題に、次のようなものがあります。

以下の文に対して英語で思うことを書け。people only see what they are prepared to see.

私は、これを東大からのメッセージだと考えています。この英文の通り、「見たいものを見たいように見る」人間が多い。「現実を曲げ、見たくないものを、失敗を、見ないようにする」そんな人間が。

前作の『ドラゴン桜』の初期の矢島みたいですね。

でも、そうであってはならないのです。そうであっては人は成長出来ないのです。

人間とは不思議なもので、自分にとって都合のいい情報以外は頭に入りにくいです。「忠言耳に逆らう」という言葉があります。正しい言葉、自分に当てはまる言葉ほど、聞き入れるのが大変なものなのです。「良薬口に苦し」かもしれません。

かく言う私も、現役の時に先生から「イッセーは謙虚にならないとダメだよ」と幾度と無く言われ、それが実践できなかった。なぜなら私が謙虚でなかったからです。だからこそ、皆さんにはそうなってもらいたくありません。

「成功する人とは失敗から学べる人」。

『ドラゴン桜』で矢島にかける、この言葉こそが、すべての本質なのだと、僕は思います。

謙虚になろうという意識を持って下さい。そして、簡単に「ケアレスミス」と言わないでください。自分にとって都合の悪い事や、失敗や、先生からのお叱りの言葉から逃げてはなりません。そういったものからこそ学ぶべきであり、学ぶことが出来るものなのです。

私は予備校の先生に『ダメ集』を作りなさいと言われました。出来なかった問題だけ集めてノートを作ってみなさい、と。「失敗は、伸び代だよ」とも言われました。失敗することを恐れていては成長することは出来ませんし、失敗したこと自体から逃げていても成長出来ません。これは、とても辛いことです。自分のダメな面ばかり見えて、気分が落ち込みます。でも、これを乗り越えた受験生は、必ず合格できます。

同じように、苦手科目から逃げないでください。苦手科目を得意科目でカバーすることが出来るのは運がいい時だけです。得意科目の90点を100点にするのよりも、苦手科目の50点を60点にする方が格段に楽です。自分はずっと英語が苦手で、一浪まで苦手科目としていました。でも、「苦手科目」というレッテルを貼っているうちは絶対に苦手なままです。一念発起して英語を得意科目にしてやろう、という意気込みで勉強したら、2年間上がらなかった英語の成績が上がりました。大変でしたが、これがあったからこそ、合格できたのだと思います。

そして、挑戦することを怖がらないでください。何度失敗したっていいんです。自分の身の丈に合わないような大きな目標を持ったっていいじゃありませんか。かく言う私だって、中1の時は学年最下位の成績を取り、高2の時には高校の選抜クラスに入れなくて泣いていました。そんな私でも、曲がりなりにも東大に合格できました。

「生きることは戦いだ。戦いである以上、負けることもある。でも大丈夫、負けてもそこからいくらでも学べるから」

友人が私に贈ってくれた言葉です。生きている以上、「何か」と戦い続けなければなりません。時には負けたり、失敗したり、そんな経験もするでしょう。でも、大丈夫です。負けたって、死ぬわけじゃないんですから。私が証明です。二回も失敗して、悔しかったし辛かったけど、死ぬことはありませんでした。それどころかこんな風に、「三度目の正直」を得る事が出来ました。負けたって、その負けには価値があるし、意味がある。「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と言います。その負けから得るものは、絶対に多い。だから、失敗を恐れず、挑戦していっていいんです。山も谷もない人生なんてありません。それどころか、谷に下りた経験のない人間は山の頂に登っても何の感動も得られません。ダイヤモンドは凄まじい重圧を受けて形成されます。同じように、逆境こそが、あなたを成長させてくれる一番のファクターなのです。

だから、失敗を恐れないでください。失敗から学ぼうとしてください。そしてそんな風に失敗と友達になれれば、大きな挑戦が出来るはずです。

長くなりましたが、最後に哲学者セネカの言葉で締めさせていただきたいと思います。

「困難だからやろうとしないのではない。やろうとしないから困難なのだ。」
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【逆転人生】元偏差値35・2浪の現役東大生、西岡壱誠と申します。19万部突破の「東大読書」、「東大作文」「マンガでわかる東大勉強法」「ずるいテスト術」「東大式スマホ勉強法」などの本を書いている物書きです。noteは毎週金曜日に更新します!
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