ふんわりしたSFからの随想1
「ふわふわとカチカチ」
ハードSFの対局はソフトSFだろうか。科学的考察や設定、現代物理学的土台を要求しない、ちょっとテキトーなSFが私は好きだ。私の言葉で言うと「ふんわりしたSF」。それは一体何ぞやと、眠れない深夜に考えている。
恐らく、ハードSFとは、広義のSFから区別する形で使うのが通例だ。個別にハードSFか否かと厳密に考えてゆくと「これは○○の描写が非科学的でフィクションではなくファンタジーの領域である」等の意見が根掘り葉掘り採掘され、厳密なハードSF作品はほ