子どもに夢とか成りたい職を書かせるのは終身雇用のなごりで手広くやらんといかんからね今は

小学生の将来なりたい仕事一位が数年前はYouTuberだったが今は公務員らしい。
それ両極過ぎないか?と思うが、構造的に見ていくと意外と妥当な判断を小学生はしているのかもしれないという話をする。
何の話かというと、一つの夢を叶えれば将来安泰ということはもう無くて、だから一つの夢を追うとしたら何が良い?という無意味な問いかけのアンチテーゼとしてYouTuberと答えていたが、あまりにも雲行きが怪しいので、その夢を叶えたら終身雇用が確約される公務員と答えているという話である。
で、一つ叶えたら将来安泰みたいな考え方をもう世のほとんどの人はしてないと思うのだが、教師は自分がそういうレールに沿って生きているからその土俵で夢とかを持ち出してしまうのではないかということである。
だから分断があるよなぁと。まぁ今時そんなことをやらせたりするのも減ってきていると思うが、私の子どもの頃には夢を書かされたし、何か一つの夢に固定してそれをやるべきという思想は古いよなぁということを今回は書いていく。


何か一つの夢を叶えるだけで生涯雇用を獲得できる枠は限られている

「夢」ってなんかおかしいと思うんですよね。
なぜなら、一つ叶えたら将来安泰になるものなんてあまりないと思うからです。
だから、やりたいことを色々とやっていけば良いだけなのでしょうが、
何か一つの夢に絞ってそれを追い求めないといけない縛りを設けさせているように見えます。
そして、その縛りを持ちながら生計を成り立たせなくてはならない。
で、それを達成できるのって公務員か大企業になっちゃうんですよね。
とはいえ、公務員も大企業も枠が限られているので殆どなれません。
生涯雇用を得れなくても色々手広くやれば食いぶちはある世の中なのですが、
何か一つに限定してやらなくてはいけないという「夢」という制約のせいで何も手にしないまま他のことにも手を出せないという辛い状況に陥ってしまいがちです。
だから、子どもに一つのことを叶えれば幸せになれるという「夢」という価値観を持たせたくないんですよね。
それは生涯雇用のあったころのなごりで、現代社気に通じる価値観ではない気がする。

教師が子どもに将来の夢を書かせるのは、生涯雇用を獲得した人物がそれを獲得できない大半を眺める娯楽に過ぎない

子どもたちもきっといつか、サラリーマンとかいう給料男になって、適当な指示に対応したり、上司のどうでもいい話に愛想笑いして、将来の保証もない生活に突入することになるのだろう。
そうなったら自分なりにニッチな隙間を見つけて小銭を稼ぐ能力が重要になって、「夢」とかもはや関係無くなってくると思う。
何か「夢」みたいなものを叶えて、それで人生安泰になる人なんてのはごく一部なんだよなぁ。
で、タチが悪いのは、教師がそれを実現していて子供たちにもそれを推奨してしまっているところである。
子どものころ、先生が将来の夢を書いてくださいって言い出して書いたのを貼りだしたりしていたけど、あれは今にして思うと「最近の子はこんなこと思ってるのね~」っていう教師の娯楽だったんじゃないかって思ってしまう。

大半の人は、枠を争うより何か手近でお金になることを見つけて小銭を集める術を身につけた方がよい

世の中割と転職や副業前提になってきていると感じていて、
タイミングごとにお金が集まっているところに身を置いたり、
手近で少しでも金になる可能性のあることを見つけて自分で膨らませていくようなことをやっていかないと儲からないと思う。
もちろん、社保があるところを本業にして主軸を持っておくのは必須に近いが、
情報をキャッチアップして何かと手を出して試すのが大事なんだろうなぁ。

まぁ、色々とそんなこともないやろ!というようなツッコミもあるとは思うのですが、
そんなことを考えている今日この頃でございます。
今回の気付きは、
「夢を持ってしまうと、何か一つのことに絞ってそれを追い求めるという縛りを持ちつつ生計を成り立たせる難易度の高いゲームが始まってしまう」ということでした。

長々と失礼いたしました。
今回は以上です。

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