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“地域おこし協力隊”初任者研修に行ってきました

こんにちはハルキンです🙉
先週末は鹿児島市に、地域おこし協力隊の初任者研修へ行ってました。
18歳から60代まで、バラエティー豊かなメンバーが鹿児島中から集まっていました。今回は鹿児島県内の協力隊だけの研修だったので、半分近くの協力隊が島暮らしといったメンバーでした。

地域おこし協力隊にはそれぞれミッションが与えられている場合がほとんどです。今回はそのミッションごとに班分けがされていて、約40人の参加者が5つの班に分かれました。

僕が参加したC班はふるさと納税や観光・特産品の開発といったミッションの方が多く、8人中6人が離島暮らしでした。
種子島、屋久島、奄美大島、沖永良部島、与論島に住むメンバーたちの間で、島に何があるかで盛り上がり「コンビニあるの?」
「え?〇〇(チェーン店)あるの!?」や、島ではこんな風習があるなど。
最終的には、奄美大島は都会で、沖永良部島と与論島はThe離島という話になり、僕の住んでいる種子島は“住むハードルが低い離島”といった感じになりました。
たしかに、飲み会でも種子島はビールやハイボールでも大丈夫だったり、
高速船に乗れば1時間半で鹿児島に渡れ、しかも1日数便ある。
(僕は移住前、飲み会では焼酎しかでてこないのかなと、とても不安に思っていました💦)

島では、「とにかく色々なものを頂く」「島中全員が繋がっているのではと思うコミュニティー」そして「噂話はとにかく早い!」という話で盛り上がり、インターネットより早く情報が回る世界が島にはあるというのは、
島の共通あるあるでした。
ですが、それぞれ自分で移住を決めて渡った島なので、
みんな島の事が好きだなという印象が大きかったです。
「うちの島に絶対遊びに来てね!〇〇に案内するから!」と、
それぞれが言っていました。

今回の研修の話を僕なりに解釈して一言でまとめると、
「地域に求められること、自治体が求めること、自分がしたいと思うことにはズレがある。やりたいことを決め、でもそれを押し付けてはだめ、
でも折れてもだめ。柔軟に、一度立ち止まって後戻りしてもいいから、
突っ走るな」ということなのかな・・・
今回の研修内容と自分のミッションとが当てはまらない部分もあったが、
事業者さんと付き合っていく中で必要な心構えでもあるのかなと勝手に結び付けて考えていました。

研修で一番楽しかったのが、班ごとに行ったワークショップでした。
引いたカードの条件(立地、高齢者率、地域の資源、地域の問題、登場人物など)のもと、架空の村でストーリーを作っていくというゲームを班ごとに行い、最後に発表をするというものでした。
僕たちの集落は、高齢化率60%、20世帯、役場は遠いが、隣の集落は近いという設定で、その村にはキャンプ場があり、島に伝わる言い伝え(伝説)があるが、祭りが行えない。
という条件と、行動力のある人間、役場の人間、料理上手な人と出会い、地元のリーダーが「農産物加工所をつくりたい!」と言ってくる、と書かれたカードを引いた。
そんな条件のもと、地域おこし協力隊として派遣されたこの村で、何が起こるかというストーリーを考えていきました。
チームのみんなと模造紙の上に付箋を貼り、村の地図を描き、
そしてストーリーはグラフに、縦軸が“地域の活力・自治力”、
横軸が“時間”で記入していきます。
架空なのに、架空の人物とぶつかったり、
架空なのに、想定外の出来事がおこったり・・・
僕たちのチームはどうしても行き詰まり、解決できなくなり、
時間を戻しストーリーを仕切り直しました。

行き詰まってしまったストーリー😓

実際に協力隊として活動する中で、現実にはもっといろんな登場人物がいて、問題が起こり、行き詰まるのだと思います。ただ、今回こうやってストーリーを想定して書き出して進めていくと、頭の中が整理されてイメージが湧いてくるような感覚になりました。

僕も地域おこし協力隊として種子島に来て3か月が経とうとしています。
役所の人間でもなく、地域おこし協力隊という立場を周囲にどう捉えられているのか不安に思うこともあるし、何が正解なのかわからないこともある。
一度、自分が考えていることを整理するためにもストーリーを書き出してみることをしようと思いました。

今回は、長々と書きましたが(自分の備忘録も兼ねてです)
読んでくださりありがとうございます。
梅雨時期でなかなか事業者さんとお会いできないので(言い訳です・・・)
移住して島で体験したことなど書いていこうと思います。

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