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#絵本 【おにいちゃんだから】

作:福田 岩緒
出版社:文研出版
発行日:2000年9月30日 初版

ぼくが友達と公園で遊んでいると、弟のたかしがぼくのランドセルを背負って歩いている。ランドセルの中には空き缶やお菓子の袋がごっそり入っていた。いっぱつなぐってやった。
ぼくは弟のたかしが大嫌いだ。お父さんとお母さんはすぐに「おにいちゃんだから、もっと優しくしなさい」「おにいちゃんだから、それくらい我慢しなさい」「おにいちゃんだから…」いつでもだ。おにいちゃんって、いったい何なの?たかしが生まれなかったら、ぼくはおにいちゃんになんかならなかったんだ。
ある日、学校から帰ったら、たかしもお母さんもいなかった。
テーブルの上のメモ書きにはたかしが行方不明と書いてある…
たかしの事が大嫌いなのに心配して見つかったとの電話にほっとするぼく。

感想
「おにいちゃんだから…」親がよく口にしてしまう言葉ですよね。
弟のたかしは何もしらずに遊んでいるだけだけど、おにいちゃんからしたら
遠足に持っていくお菓子を食べられたり、ノートにクレヨンで落書きされたりして怒りたくもなる。
でも、いなくなったら心配してしまう存在の弟。
最後のページの『おとうとのゆくえふめい』という作文がとても良い。


【おならばんざい】
この絵本も福田 岩緒さんの作品。授業中に誰かがおならをして教室中が大騒ぎに。先生がおならは大事だと面白くいろいろ話してくれます。
こんな先生は子ども達も大好きですね。








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