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「ショップにて。いざ、試奏!」「動画で聴き分ける自信は、まったくありません!」「弾いていただきたいギター Santa Cruz D-BR Cutaway 1986」

「終活ギター アコギ庵」「アコギ弾き比べサロン アコギ庵」です。
 アコギ一筋54年。アコギの終活をやろうというオッサンが、《何かアコギ好きのためにできることはないか?》というところからスタートしました。アコギ好きのための”Support and Assist”を目標に、何かしらお役にたてることがあればいいなと思っています。
 そうそう簡単に弾くことができないと思われるギターも、何本か用意しています。初心者の方用、中級者用のギターもあります。とにかく来て弾いていただいて、そこから何かが始まることを期待しております。アコギ好きの皆様とお話しすることを楽しみに、お待ちしております。


「ショップにて。いざ、試奏!」
①試奏の前に
 お目当てのギターを見つけた時、店員さんに試奏させて欲しいと伝えます。その際、店員さんのチューニングする速さにビックリしたことありませんか?個人差はありますが、ほとんどの店員さん、チューニングするスピードが早いですよね。基音だけ合わせて、後は解放弦のまま合わせていく。そんな方をよく見かけます。あっという間にチューニングして、「どうぞ。」とギター渡されるのですが、あまりにもチューニングが早いと、すぐにまたチューニングし直さなければなりません。結局自分でまた2〜3度チューニングし直すことが、いつものパターンです。

 アコースティックギターのチューニングは、安定するまで少し時間がかかります。個体差もあるので多少の差はありますが、3〜4回ぐらいやり直すのが普通です。もっと言えば、そのまま安定するわけではないので、気になったらすぐにやり直すのがベストです。中級者、上級者の方なら、同じような経験をされたことがあるのではないでしょうか?

 少し心配していることは、初心者の方やチューニングの苦手な方のことです。ショップの店員さんから渡されたギターを、そのまま弾き続けることになっていないか?チューニングし直す自信がない。あるいはチューニングし直して欲しいと店員さんに言えない。等々と思っている方は、割と多いのではないかと思っています。チューニングに自信のない方は、ある程度弾いてから「チューニングし直して欲しい。」と遠慮なく言えば良いです。ある程度時間が経った後なら、一度チューニングし直せばほぼ安定します。チューニングが合っていなければ、そのギターの本当の音がわかりにくくなります。チューニングが苦手な方は、自分でやり直せるように頑張りましょう!慣れれば、できると信じて。

②いざ試奏
 少し前の話ですが、noteで興味深い記事を見つけました。タイトルは「ギターの試奏という難題」というものです。
内容を簡単に言うと、ショップでギターの試奏をするときに店員さんが上手すぎると弾きにくい!ということ。
これについてはこのnoteの記事のコメント欄に自分の意見を書かせていただきました。興味のある方はお読みいただければと思います。


たいき69さんの記事

 自分の結論としては「こちらが思っているほど店員さんは気にしていない。」ということと「チューニングの方が大事」ということです。
 実際の試奏に関しては、確認したいことを念頭に置いてどういう弾き方をしたら一番効率よくそのことがわかるのか?を考えて弾く(聴く)ことが大切です。あまり難しく考えず、弾きなれている曲を弾くのもいいですね。

「動画で聴き分ける自信は、まったくありません!」
 最近はYouTube等でアコースティックギターの試奏動画をたくさん見かけるようになりました。画質、音質、構成等ピンからキリまでありますが、自分にはその音を聴き分ける自信は全くありません。撮影時のシュチエーションや使用されている機材、弾き手の違い等々、条件が同じということはほぼ考えられないので同軸で比較できないということもあります。それぞれの音がどれだけ加工されているか?ということもわかりません。
 比較的安価なギターなのにものすごくよい音に感じたり、高額なヴィンテージやハンドメイドのギターが「イマイチだな。」と思うようなことは日常茶飯事です。

 そのような動画が顧客の購買意欲をそそるには非常に効果があるであろうことは容易に想像がつきます。それはそれで悪いことではないし、間違いではないと思っています。文字で書かれた情報よりは写真の方がはるかに効果があるでしょうし、ましてや画質の良い動画で音質が良ければなおさらです。
 耳の良い方ならそのような動画の音で、見極めがついてしまう方もおられるかもしれません。自分には、まったくその自信がありません。が、自分で弾くことができれば、かなり自信があります。あくまでも個人の意見なので、必ず私の言うことが正しい訳ではありません。それでも、アコギの音は自分自身で弾かないとわからないものだと思っています。言い換えれば、生の音を五感で聴く(感じる)ということでしょうか。
 元が生音であってもラインを通したりエフェクターで加工してしまえば、それは”電気の音”としてとらえています。


「弾いていただきたいギター Santa Cruz D-BR Cutaway 1986」

トップはジャーマンスプルース
いい感じに焼けています。
初期のSanta Cruzの特徴、俗にいうセンター分けのヘッド
柾目のハカランダ、色もええ感じです。
めっちゃ細かい柾目です。
材料を見ているだけでも、鳴りそうな気がしますね。

 このギター、鳴ります!(自信があります。)
 音の芯が太く、ぜい肉がない。そんな表現がピッタリくるサウンドです。マーチンのサウンドとは全く違う、これぞクリアートーンという印象です。ハカランダとジャーマンのそれぞれの良い特徴が、高い次元でうまくまとめられていると言っても良いと思います。状態もよく、セットアップもバッチリです。間違いなく、弾きに来ていただくだけの価値はあります。

 拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。皆様の感想、ご意見をお聞かせください。 またアコギに関する相談等がございましたら、どんなことでもOKです。遠慮なくお尋ねください。
 アコギ庵は「ギターを弾いてもらって、ゆっくりアコギの話をする。」そんな場所です。勝手ながら、完全予約制で運営させていただいております。
お手数ですが、まずはメール、もしくはメッセージでご連絡をお願いいたします。
宛先 e-mail:mail@acogian.com または twitter(@acogibucho)にお願いします。
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