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KANPO to BENPI

こんにちは!

今日は友人の店にて「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」を購入。お金について学びます!

日本の教育ではお金について学ぶ機会が少ないです。お恥ずかしながら私自身も理解しているとは言いがたいので、改めて学びたいと思います。


さて本日は、漢方薬のお話。

漢方は奥が深いゆえ、勉強をしても嫌気がさすことが多いのではないでしょうか。漢方医学では「証」や「気血水」などな考え方で病態や体質などに合わせることで漢方を処方します。

ちなみに、「証」とは、分かりやすくいうと、「その人の状態(体質・体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差)をあらわすもの」です。

また「気・血・水」は、不調の原因を探るためのもので、「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡ることによって、健康が維持されている。「気・血・水」の状態を診て、どこに問題があるのかを探っていきます。

と、一人前なことを書きましたが、実際はまだまだ漢方についてはへっぽこです。たかが、へっぽこと思ってご覧ください。

詳しく知りたい方は、ツムラホームページがおすすめです。笑

今日は、漢方薬の便秘処方の使い分けについて、列挙します。

しかし便秘に使われる漢方は、かなり多いので5つほどピックアップし、別日に残りをつづります

①大黄甘草湯(大黄、甘草)

処方目標:常習性の便秘 
食べるとすぐ嘔気が同時にあるような便秘に。
体力にかかわらず使える。
おなかが冷える場合にはあまり用いない
妊婦初期や、習慣性流産のある場合は避ける

②桂枝加芍薬大黄湯(大黄、甘草、生姜、桂皮、大棗、芍薬)

処方目標:比較的体力のない人で腹部膨満、腸内の停滞感あるいは腹痛などを伴うものの次の症状;急性腸炎、大腸カタル、常習便秘、宿便、しぶり腹
腸の炎症が主。(大黄の目的は瀉下より抗炎症)
瀉下剤を使うと腹痛下痢をする人の便秘に。
高齢者によく利用される
妊婦初期や、習慣性流産のある場合は避ける

③桂枝加芍薬湯(甘草、生姜、桂皮、大棗、芍薬)

処方目標:腹部膨満感のある渋り腹、腹痛
腹痛、下痢によく使われる。
軽度の便秘に。
大黄によって下痢をする便秘に使う。
比較的体力の落ちた人に。

④麻子仁丸(麻子仁、芍薬、枳実、厚朴、大黄、杏仁)

処方目標:便秘、常習便秘、急性便秘、病後の便秘
杏仁、麻子仁の油分によって滑りをよくする。硬い便に。
センナが合わないときに代替される(作用が異なる)
虚弱傾向の人の便秘に
妊婦初期や、習慣性流産のある場合は避ける
慢性便秘症のガイドラインや高齢者の安全な薬物療法ガイドラインでも推奨されている。

⑤潤腸湯(当帰、地黄、麻子仁、桃仁、杏仁、枳実、黄芩、厚朴、大黄、甘草)

処方目標:体力中程度あるいはやや低下した人の弛緩性または痙攣性便秘に。老人あるいは、胃腸機能の低下した人の便秘。皮膚枯燥、腹壁弛緩し糞塊が触知される場合。
便がかなり硬い。
ほてりや、めまい。皮膚につやがない。
杏仁、麻子仁の油分によって滑りをよくする
麻子仁丸よりやや緩やか
妊婦初期や、習慣性流産のある場合は避ける


便秘という症状一つでも様々な体調や状態から判断されます。

漢方治療の原則は、体の働きを正常に戻すことなので、より自分の症状に合わせた見立てが必要になります。

なのでかなり熟知していなれば難しい分野であることは言うまでもありません。正確な知識を身に着けるためにも日々の積み重ねが必要ですね。

5つあげましたが、もうおなかいっぱいです。


一生勉強です。


今日もありがとうございました!!


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