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相場の壁とレンジ
こんにちは。nishinaです。今回は相場の壁とレンジについてみていきます。こちらの「相場の壁とレンジで稼ぐFX」を参考にしています。
この記事は投資助言や勧誘にあたるものではありませんので、投資はあくまで自己の判断のもと、自己責任で行ってください。
レンジの定義
今回一番大切な考え方であるレンジの定義です。上昇トレンドの場合、レンジは高値更新した高値とその前の安値、下降トレンドの場合は安値更新した安値とその前の高値となります。前回のTFブレイクアウトの「押し目」、「戻り高値」の定義とおなじですね。こうしておくことで、トレンドと逆方向にレンジブレイクした場合にトレンド転換とみなすことができます。
異なる時間軸でのレンジ
レンジの定義に基づき、日足、4時間足、15分足でレンジを書いていきます。まずは2023の1月からの日足についてレンジを書いてみます。トレンドに従い、レンジの位置が移動していくことがわかります。上昇トレンドのレンジを青色、下降トレンドのレンジを赤色で表しています。この後、Aの部分とBの部分を拡大してみていきます。
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こちらが4時間足でAとBの部分を見た場合です。AもBも日足の上昇トレンドのレンジ内に4時間足の下降トレンドのレンジがあることが分かります。また、Bでは4時間足で安値をつけることなく高値が更新されており、レンジの幅がどんどん広がっていくような状況が見て取れます。この後15分足でA-1, B-1を見ていきます。
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こちらがA-1部分、B-1部分です。どちらも上昇していくシーンなので青色の上昇方向のレンジブレイクが多いですね。
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値幅調整と時間調整
幅調整は指標などの発表時に作られる大きな上髭や下髭のことを言います。値幅調整のシーンではポジションを持っていればなるべく早く決済し、関わらないことがおすすめされています。
時間調整は狭いレンジで株価や通貨価値が動かない状態を言います。時間調整後には大きな動きがでると言われています。
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レンジ内での分散エントリー
ダウ理論に基づくとレンジブレイクでエントリーをしていくことになりますが、レンジ内で分散エントリーをすることで、より有利なポジションを取っていくことができます。
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こちらを先ほどのA-1のあたりで見ていきたいと思います。基本的に上位の足で向かっている方向に対して順張りする形でレンジ内でポジションを取っていくという方法です。
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最初、日足、四時間足の目線がそろった左側の部分から見ていきます。目線がそろったため、4時間足のレンジでフィボナッチを引いて、0.382, 0.5, 0.618でポジションを集めようとしていきます。しかしながら今回は戻しが強く、上手く行きませんでした。日足の壁が強く押し返されてしまった格好です。右側の2回目のトライは前回壁となっていた日足の戻り高値を数時間にわたって超えています。4時間足で出来上がったレンジに再びフィボナッチを引きます。今回は0.382のところで買い集めることで上昇に載ることができました。この時、15分足では下落側にレンジブレイクしており、あくまで上位足の方向への反転を狙ってポジションをとっていきます。こうすることで、2回目のトライも再び4時間足のレンジ上限で反落してもプラスもしくは建値で決済することができます。
しかしながら、このままではリスクリワードが悪すぎる感じがします。そこで2回目のトライの時など、4時間足のレンジでフィボナッチを引いた後、反発を確認して、その反発の波にフィボナッチをもう一度引くことで、より可能性の高い波に乗ることができます。下の図に示すように、2回目のトライの時の0.382での反発の波の高値、安値にフィボを引きます。そのフィボナッチに基いてエントリーすると、よりリスクを抑えて利益を狙えます。
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おわりに
今回は場の壁とレンジについて取り上げました。参考になればうれしいです。
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