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雑記3-2:2024/4/25/4:29

扉を開けて外に出る

寒い 隣のアパートの壁が光っている 雨が降ったらしい 出すために用意したゴミ袋を忘れた 扉を開けて中に入り、ゴミを持って出てくる 寒い 雨が降ったらしいのではなく、雨は降っているのか 1秒に1滴くらいの弱い雨 今止むのかもしれない
ゴミを出す 一番乗り なんて人間的な 空が青白い 朝なんだな今 夜でもいい 「どこからが朝で、どこからが友達なの?」 朝は一昨年まで友達じゃなかったけど、今は友達と呼んでも許してくれそう

新発売のジュースが安売りの自販機に入っていて、飲みたいけどキャッシュでないお金しかなくて、自販機の向かいのコンビニに入る 外国人の店員さんが棚に商品を詰めている 飲み物の棚に並んでいるものがぜんぶ、ぜんぶ自分向けじゃないように感じて、逆に何でも選べた。

信号が赤で、立ち止まり書き込む 顔を上げると、車道の信号が青になり、ワンテンポ遅れて歩道の信号の青が灯る 妙なこともある 一瞬ののち、歩道の青が消える 点滅している そんなに長いことここに立っていたのか

カラスの鳴き声、雀の鳴き声、下水道のせせらぎ、明滅する街灯 そういえば街灯が灯る瞬間も消える瞬間も見たことがない

目的地の松屋に着いた ガラの悪い人々が道の先にいたのでそそくさと入店 メニューを見て、吉野家のほうが食べたい気になって開店時間を調べて、開店が13分後であることを知り、もう一度メニューに向き合った どれも自分向けでない 食べたいのは、牛鮭定食 無い

人がいないことをいいことに5分位迷って、牛丼並と生野菜サラダを頼んだ 2分で出てきた おいしい 松屋の肉は甘くて、僕は好き 黒胡椒が合うんだよなと思い黒胡椒を探すが、無い 黒胡椒は、いったいいつから? 調べると3年前の秋になくなっており、そして、あれは黒胡椒ではなく「黒胡麻焙煎七味」だった 確かに、他の黒胡椒はあまり好きではないのに、松屋の黒胡椒だけ好きだったのは、そういうことだったのかと納得すると同時に、故人の名前を言い間違えたようなバツの悪さを、誰よりも黒胡麻焙煎七味に対して感じる 本当はもっと酷く、ずっと名前を間違えていたのだけど。

そういえば、胡麻ドレッシングも味が変わったんだったね。「ゴマ DRESSING」と書かれたボトルをくると回すと、既存のボトルに新しく貼り付けられた「〜野菜をおいしく〜 胡麻と野菜のドレッシング DRESSING」のラベルが顔を見せる 生ドレッシング、なるほど だからこんなに分離しているんだなぁ

ビボォーーーン
ご飯の用意が出来たことを知らせる鐘の音が、うるさすぎる 音量設定を間違えていそうだ もう一度これを聞くのはたまらないと思って、残っていた味噌汁を飲み、外に出る 5:06 腹が満たされた今は牛鮭定食になんの未練もなく、2軒となりの吉野家に一瞥もくれずに家路につく

空が、青白い 青白すぎる 水色ではなく ペイルブルーという色はこういう色なんじゃないかなと思って調べてみたら、あまりにもこの色の画像が出てきて、合ってたと思ったのも束の間で、すぐに違う色がたくさん出てきた 「ペールブルーとは、ブルーにホワイトを混ぜたようなカラー」 違う ペールブルーはpaleなのだから そういえば雨は止んでいたし、そんなことを考えている間に空はもうペイルブルーではなくなっていた 白い

もうすぐ家だ そういえば忘れていた いや忘れていたわけではなくて 最短距離の道をあえて曲がる サイレンってこんなところにあったんだな 曲を聴くので、思考の流し書きはここまで。 また今日。


追記:
聴きながら、あぁ翼を生やす感覚を思い出せなくなってしまっているな、と思った 僕はどうして、背中から翼を生やす感覚を知っていたのだろう?と思い返してみるうちに、翼を生やす感覚が戻ってきた 今日生えたものはバサバサと空を翔けるような雄々しい動きは出来そうになく、ただそこにあるだけのような気がするけれど いつかまた 明日にでも 


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