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ダンススタジオ苦境の時代

本日緊急事態宣言が発出されます。これはおそらく1都3県だけでなく自治体独自で発出するところも多数出てくると予想されるので色んなエンターテインメントが停滞しそうな状況です

考え方は人それぞれですのでどう考えても自由ですがやはり国の緊急事態であることは間違いないと [ 多くの国民が ] 思っているわけです。こういう世論、空気になりますとまずはこういう(就職に不要な)習い事から削られるわけでなかなか辛い状況であります

「コロナはただの風邪だ!」

わかります

「こんな時にダンスなんてしなくてもいいでしょ!」

わかります

「コロナのおかげでインフルエンザが減ってプラマイ0でしょ」

わかります

残念ながらそれら色んな意見を勘案してもダンススタジオは多くの親御さんが「こんな時に行かなくていい」と思う代表的な習い事の一つなのです

ただでもダンススタジオの乱立による食い合いで多くのダンススタジオが儲かっていない中でやってきたコロナVIRUSにどう向き合っているのか?どんな時でもお客様優先が基本で良いサービス(レッスン)を提供するのが本来の私たちの仕事ですが、現在のような状況においてはレッスンをしないことがお客さんの安全性の担保につながるようにも思えます

やはり自前でスタジオを借りて工事をして受付を作って構えてしまうと窓があろうがなかろうがそこに人を集めて利益を生まなければいけません。換気も出来ない状況でレッスンをさせ続けることはとても恐ろしいことではないか?と感じる生徒さんが多くなった時にそう簡単に「じゃあ窓のあるところでダンスしようか?」とはなれません

イベントも中止・発表会も中止。なかなか厳しいですがこれもこういう業種の運命でもありますね。実際、運送やスーパーマーケットなど一部の職種では前年比売上100%増などざらにあります。実際後輩のスーパーマーケット経営者は不謹慎ではありますが「コロナに感謝」とまで言っているほどです。やはりたくさんの職業がある中でダンススタジオ業は歴史も浅く、しかも無資格で何の規制もかからない仕事でありさらに誰でも開業出来て業界団体もまともに機能していないので体力のないスタジオは今回の緊急事態宣言は厳しいものになるでしょう

どう生き抜くか

もし緊急事態宣言が今回全国に広がれば大人を対象としたレッスンは3割減、キッズを対象としたレッスンでは7割減。そして公共施設でレッスンを行っている人の場合は会場自体が閉鎖されるでしょうからその場合は0になります

さらに自粛警察の目もありますので通常通りの営業はプレッシャーも感じるでしょう。かなり厳しいレッスンになる事は間違いありません

実際に店舗へ入った苦情としてはやはり匿名の電話で

「なぜこんな時期に密室で子供を踊らせるのですか?」
「なぜこんな時期にダンスなんかしないといけないんだ」


こういう電話が数件ありました。しかも非常事態宣言前の話です。匿名でしたがやはり会話の内容から察するに実際に習いに来ているキッズの保護者からでした

こうなるとなかなか辛いですよね。。。感染しないようにしっかり防止策を取り、サーモセンサーも設置して、手洗いしてからしか受付もしない。そして窓を開けっぱなしで音を小さくしてレッスンをしてもやはり不要不急なんですよね。万全に対策をしていたとしても結局は選ぶのはお客様です。こちら経営側はしっかりとした準備をして待つだけなのです。逆にこういった時期にキャンペーンなどをしたりすると心情的に逆効果になるでしょう

とにかく感染防止対策をしっかりして、緊急事態宣言が出たら自粛するのが一番良策と言えるでしょう。もし続けるならオーナー自身が受付をし、休んでいる先生の代行も自ら行い、経費をとことん削減して耐え凌ぐのが良いでしょう。広告も全て自粛しましょう

まとめ

何にでも対応策があるわけではありません。あるとすれば

[こういう事が次に起こった時のためにしっかり準備しておく]

という事をしっかり胸に刻み込む事です。ワクチンのない感染症に対して人間が出来ることは人類の歴史上ワクチン・治療薬が完成するまでただ耐えるしかないのです

当然「コロナなんてただの風邪だ」と思うのも自由です。しかし商売人、個人事業主(ダンサーも)なら少なからず生徒に対して責任は生じます。ですので持論は結構ですが、お客様の安全を守る義務もあるので気をつけましょう

「え?私のせいじゃないよ」

で終わらないのが大人の世界です。若いダンサーは心配りを

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