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さて、オンラインライブ。

オンラインライブが4日後に迫ってきました。

ちなみに4日後のことは日本語で「弥の明後日」と呼ぶらしいです。
知ってました?僕は知りませんでした。
なんか「ししあさって」とかたまに言ったりしてました。
これからちゃんと使っていこうと思います。

というわけで、オンラインライブが弥の明後日に迫ってきました。

『オンラインライブ』とひと言で書いたところで、今これを読まれてる方でどれほどその件を熟知されているかという部分は、グラデーションがかなり拡がってそうな気がします。

1から全て見てきたって人もいれば、ふわっとなんとなく把握してるって人もいれば、字面はちょこちょこ見てるけどあんまり分かってないって人も居るでしょう。

どれだけ発信し続けてきたとてそういうものです。

なので改めてここで、今の西村広文から発せられる『オンラインライブ』ってやつがなんなのかってことをイチから改めて説明…するような暇は今の僕にはありません。

諸々の前提を踏まえたうえで書かせてもらいます。

というのはさすがに乱暴すぎるかもしれないので、「いろはのい」的なこの過去記事だけでも引用してみようと思います。


踏まえて改めて…
オンラインライブが29日に迫ってきました。

先ほどから「迫ってきた」という表現をしていますが、これ実にナチュラルにその表現をタイピングしています。

本当に迫ってきている感があるからなんだと思います。

先ほど引用した過去記事を改めて読み返したんですが…
そうなんです。そんな空気にしたのはそもそもその時の自分なんです。

一体なんの話だって事なんですが…

日々実にそわそわしています。
ずっと落ち着きません。
正直に、ハッキリとプレッシャー的なものを感じているんだと思います。

それは緊張っていうよりも、未だかつて背負ったことのないような使命感みたいなものに対するプレッシャーかと思います。

ちなみにこの「使命感」とやらは自分が勝手に(本当に勝手に)感じていることで、誰かに背負わされたわけでもなければ司る段取りを正式に踏んだ覚えもない存在です。

でも先ほど、1月4日(@避難所)時点での自分の言葉を読み返してみたら、なかなかの大口を叩いています。
※半年先の自分から見た素直な感想です

要約してさらにちょっとだけ色をつけて解釈すると…

「これはあくまで僕や僕の家族の生活面をサポートするという個人レベルの話として企画していただいたオンラインライブではあるものの、僕としてはそのレベルに留まらずひとつの復興のシンボルになるような、そして風化させてはいけないと改めて思ってもらえるような、そんな存在意義のあるライブなんだ!」みたいなことを言ってます。

さらには「そして僕のピアノはそれが担えるということだ!」みたいな事も言ってます(多少拡大解釈ですが)。

もちろんこの気持ちを書いた時のことはハッキリ覚えていて、その気概に嘘偽りなんぞひとつもありません。

ただ、「先にこういうことを書いておこう」って気持ちはハッキリあって、そうやって自分にプレッシャーをかける事で、だからこそなんとしてもまずはこの避難所生活を乗り切るぞコノヤロー!って精神状態でありました。

なんせ1月4日です。

避難所ではかなり気丈な存在として振る舞ってはいましたが(音楽室ライブやったり)、内心は本当にこの先どうなっていくんでしょうかって不安しかなかった時期です。

つまらない事にイライラもしましたし、内外関係なく「人間」というものがいろいろ垣間見えたりもしました(善くも悪しくもね)。

本当に今改めて先ほどの記事を読み返してみたら、もうかかりにかかりまくっていて、とにかく目の前の一分一秒を歩くのにただただ必死だったことが窺えます。

で、月日は流れて6月。
僕自身はすっかり日常を取り戻しています。

ここ最近もそうでしたが、いろんなライブ現場に顔を出してもいますしどうやらCDまで作ったりなんかして。
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ですので半年前の闇雲の日々の中で強い意思を持って生活をしていた自分から、満を持して時が来たんであります。

ここでスマートに且つ力強く「みんな楽しみにしててな!」とカッコよく決めれればいいんですが、当日が迫ってくる中でそわそわ落ち着かない自分はどうやらしっかりその半年前の自分の言葉にちょっとした重圧を感じているようです。

隙あらばグランドピアノのスタジオに駆け込むようになりました。

日頃は自宅キーボードで練習するだけで十分だし、いくらアレだとしても最後の一回(ないし二回)くらいはグランドピアノでやっておこう…くらいのものなのに、今回はもう週2とか週3ペースくらいで1ヶ月以上グランドピアノのスタジオに通いまくっています。

やってもやっても「本当に大丈夫か?」って感じが抜けないんであります。
分かりやすくプレッシャーを感じてるんだと思います。

もちろんとっても楽しみなのは大前提。
そして実に有難いステージを用意していただける感謝。
それを本当にたくさんの方に観ていただける大感謝。
そんなのは当然としたうえでの話です。

春先以降、いろんな方といろんな現場で顔を合わせる中で「オンラインライブ買ったよ!」と言ってくださる方も多いです。

都度都度めちゃくちゃ嬉しいし本当に感謝するんですが、同時に「だからこそヘタなことはできないよな」って部分の感情も比例して育ちます。

よくよく考えたら当たり前かもしれません。

今までそんな人数が観てくださる規模感でピアノソロライブなんてしたことないし、そもそもオンラインでソロライブする事自体が初めてだし、45分くらいの尺を演る事も初めてだし。

そこにきて「震災からの復興」という意味合いも乗っかってくる。

こんなに初めて尽くしなんだからプレッシャー感じるなんて当たり前なんす。なんにも不思議な事でも情けない事でもない(と逆自戒してみる)。

で、そんな感情を誰にも悟られず自分の心の中にひた隠しながらスマートにシュッとやれるほどカッコもつけられないヤツなのも分かってるので、ならいっそ書いてしまえ…って事で今日はこんな事を書いてます。

勘違いしてほしくないのは「全部ひっくるめて楽しいです」って部分。

やっぱり「弾けない」って時間が何よりも苦痛だった分、こういうプレッシャーを感じたりすることも全てがとても贅沢な話なんであって、全部ひっくるめてとにかく楽しいしワクワクします。

だからこそギリギリまでやれるだけの事をやっていきます。
そのうえで29日は心の底から素直な音を鳴らそうと思います。

上手いとかカッコいい演奏を…みたいな事よりも、あの時間を乗り越えこうしてピアノが弾ける贅沢ってものに改めて感謝しながら。

どうぞ存分に期待してやってください。
頑張ります。

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