本日開始していただいたクライドファンディングについて
連日ありとあらゆる発信にたくさんのリアクションをいただいています。
本当にありがとうございます。
このnoteは一昨年の9月から毎日何かしらをインプットしては書いていたりするんですが、被災して避難所生活が始まってからはインプット材料はどう考えても被災者として(ならびに避難所民として)のインプットに限られるもので(というかその立場での気付き・学びが多すぎて)、気付けば被災者ブログみたいになっている西村ノートです。
『人間万事塞翁が馬』とはよく言ったもので、理由が理由だけに"そのおかげで"という言い方はいささかアレかもしれませんが、連日それまでの比じゃないアクセス数をいただいてます。本当にありがとうございます。
そんなわけで避難所生活が進むに連れて本当にいろんな気付きもあれば経験もしています。
アレもコレもとここで書きたいこと、発信したいことが積りに積もっています(完全にインプット過多です)。
なのでしっかりと漏れなく余す事なく書き尽くしたいんですが、ひとつひとつが濃すぎるので日々コツコツ書いていこうと思いますので、今しばらく連日の更新にお付き合いいただければ幸いです。
今日は避難所で避難民としてピアノリサイタルを行ったわけですが、その件に関しても改めて書きたいことがたんまり(本当にたんまり!)あります。
が、それは明日の記事に持ち越させていただいて今日の記事では今朝開始したクラウドファンディングに関して改めて僕からちゃんとお話させてもらおうと思います。
というわけで各種SNSでもうご存知の方も多いかもしれませんし、もう支援(というより購入)していただいてる方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、改めて!
キングコング西野さん(ならびにチムニータウンのタケダさん)が立ち上げてくださったクラウドファンディング。
僕が開いた最終段階で1,141人の方から総額1,369,200円という額が集まっています。まず現段階で支援してくださった方々、本当に本当にありがとうございます。
で、ここから書くことはリンク先の西野さんの詳細文を読んでいただいた前提の話になるので、あまり把握されてない方はまず西野さんの詳細文を全文隈無く読んでいただければと思います。
その前提がない方にはここからの話が細部まで伝わらない気がするので。
…
読みました?
じゃあ話を先に進めます。
そんなわけで今回のクラウドファンディングの設計の「流石やな〜」と思うところは、純粋な寄付とか支援、募金という類ではなくて「僕のオンラインライブのチケットを買っていただいてる」という立て付けになっているといこと。
要は「お金あげるから好きに使って」ではなくて「ライブ楽しみにしてま〜す!」という、エンタメ屋のマネタイズとしてごくごく当たり前のことをしているという形に結果的になっているという部分。
要はクラウドファンディングのプラットフォームを使っているだけで形としては「ライブチケットの前売り」ですね。
なので西野さんのおっしゃる通り(先読み能力がエグい)、僕としては「いやいやそんな…」とか「なんか申し訳ないっす…」みたいな気持ちは基本的に無くて、自分のライブのチケットがめちゃくちゃ売れてるっていう事なのでただただ「あざっっす!!!ライブ頑張ります!!!」ってな感じです。
しかし忘れちゃいけないのは…
まずその場(プラットフォーム)を発案ならびに提供してくれた西野さん(ならびにタケダP)の0→1があってこそという部分は絶対に抑えておかないといけない感謝ポイント。
そしてそしてわずか一日でこんなに売れているのも西野さんの拡散力(ならびに求心力)が存分に発揮されているからこそ。
ここは絶対に忘れちゃいけないし勘違いしてはいけない部分。
(そんな勘違いするわけないけど一応噛み砕いて書いてます)
で、次に。
「西村さんのピアノが楽しみです!」という気持ちで購入いただいてる部分もあるにはあると思うんですが、別の側面として「それもそうだけど純粋に被災支援したい」という部分も大いにあると思います。
『西村さんにピアニストとして働いていただいて、“西村さんご自身のピアニストとしての稼ぎ”で、西村さんご家族の平穏な生活を取り戻す』
自分の腕一本で元の生活を取り戻すのが、エンタメ屋の起き上がり方な気がします。応援よろしくお願いします。
こういった西野さんの言葉が並んでいるのも相まって、そしてその言葉に心打たれてポチってくれた人もたくさん居るんだろうと推察します。
すなわちただのライブチケット代としての意味合いなんかじゃないことは僕も重々承知していますし、そこに対する支援の気持ちとして既にこれだけ集まっているのもしっかりと理解しています。
だからこそ僕の中で今回のチケット売上を「活きたお金」としてどう使うかという部分はしっかり考慮する必要があると思っていて、それは集まった額次第でどんどん使い道が拡がっていくという部分もあります。
まだ開始初日ですし、西野さん(ならびにタケダP)がいろいろ配慮してくださった結果かなり余裕をもった期間でのクラファンですのでまだ先は長い分、結果的にどれくらいの額になるのかがまだまだ全然見通せないので、その辺りはもうちょっと家族とも話し合って吟味して慎重に考えていきたい所存です。
そんなことを考えるうえでも「僕がピアノコンサートをすることで得たお金」という部分はひとつの大義名分になっていて、繰り返しになりますがただの募金ではなくライブチケットの収入という事実はうちの家族にとってはかなり有難い設計になってます。
(そこの立て付けを咀嚼するまではただただ恐縮しきりでしたので←頑張って説明しました)
このクラウドファンディングは3月いっぱいまでの受付ということなんですが、本当にまだまだ日々どうなるか分かりませんが行政の方々や有志の方々の尽力・行動力によってとてつもない速さで日々環境が良くなっています(毎日𝕏で発信しているように)。
もしかしたら思っていたより全然早く僕自身の日常は戻るのかもしれません。
「西村家」に関しては家の修繕(むしろ建て替え計画)諸々まだまだ込み入った話があるのでお金も時間も当分見通しは立ちませんが、僕個人の日常復帰は当初想定していた感覚よりはだいぶ明るいです。
ですが、これも𝕏で発信したのですが僕の地域(七尾)一帯よりももっと悲惨な奥能登と呼ばれる地域は、ここからまだまだ何ヶ月もかかりそうな現状です。
仮に思ったより早く復興が終わって(それはそれで最高)、オンラインコンサートが開かれる頃にはもうどこか風化してしまうくらいのギャップが仮に生まれたとしたら…
それはそれで「風化させちゃいけないよ」というひとつの楔のような役割になるとも考えています。
なんてことをずっと考えていると、もはやこれは僕個人ならびに西村家の話の範疇を大きく超えた意味合いを持つライブになるよなっていう気概に満ちてくるわけです。
とかなんとか思ったりもしつつも、結局のところ「僕がライブをする。それをチケットを買ってくれた人が観てくれる」という時間なわけなので、僕は間違いないライブを必ずお届けしますので、チケットを購入していただいた方は少し先にはなりますがどうか楽しみにしててください。
そして最後に…
重ね重ねこのプラットフォームを発案・提供してくださった西野さん(ならびにタケダP)には感謝感謝なのですが、同時に「あなたならできるっしょ?」という信頼(圧)もしっかり感じていたりします。
自負と自戒の双方を込めて書いておきますが、信用に足らぬピアニストだったらいくら困窮していてもこんなクリエイティブを絡めた内容には絶対に振り切らない方だと思うので(分からないけども)。
「西村さん(のピアノ)なら応えてくれますよね」っていう前提があることも重々承知しています。
諸々含めて、昨年通して頑張ってきたこと(正確には一昨年末)がここにきてとんでもないシナジーを産んでいるのは事実なので、そのためにも早いこと避難所生活から脱却して家をしっかり片付けて諸々頑張らねばねってことで。
引き続き応援・宣伝のほどよろしくお願いします。
それ相応のライブをお届けします。
ではまた明日お目にかかります。
【追伸】
こちらの動画もたくさん観ていただきたいです。
ガチの一発録りで作りました。何卒。
https://www.youtube.com/watch?v=XRa03QKujlU
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