キャストを勝手にハックする 〜スコップ編〜

こんにちは。

ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演9日目。
マチネとソワレの合間でございます。

残すところあと4公演(早っ!)。

今日も幕間の時間にさっきまでの熱狂から一転、すっかり静かになった観客席に座ってパソコンを叩いてます。

カフェに行って書いたりする日もあるんですが、どうやらここで記事を書くのが一番落ち着くようです。
(楽器の音が鳴り出したらセッションしたくなるんで大変ですが)

そんなわけで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』大阪公演のキャストさんを、あくまで僕目線の独断と偏見で一人ずつ掘り下げていくシリーズ。

気付けばあと3人となりました。

今日はスコップ役の『阿部よしつぐ』さんです。

と言いつつ…

実はスコップ(阿部さん)に関してはもう既に過去にいろいろ書いてて。


むしろキャストをハックするシリーズを始める前から一足先にハックしてたり。


なので、今さら改めて何かを書けと言われても「上の2つの記事を読んでもらえれば」というのが正直なところ。

そして、スコップはこういう人物だけど阿部さん本人はこういう方ですよという乖離的なことを書こうにも…

本稽古が始まってから阿部さんはおそらく毎日スコップのことを考えていて、公演がある程度進んだ今もずっとスコップを研究していて、普段の生活からスコップとして生きているような印象を受けます。

実際、出会った当初に比べて普段のしゃべり口調から気付けばスコップですし。

唯一の休演の日もずっとスコップ研究に一日を費やされていたそうですし。

毎公演、前説からずっとバンドとスコップは絡んでいますが、そこに居るのはスコップというより阿部さんだし、むしろ阿部さんというよりスコップだし。

なんというか、スコップと呼ぶか阿部さんと呼ぶかって違いだけでずっと同じ人です。

よくよく考えたら最近、楽屋でもとってもナチュラルに「スコップさん」って呼んでる気がします。


既に今まで僕目線でスコップ(=阿部さん)を掘り下げ続けてきたので、これ以上本当に書くことないなあと思った矢先、ちょうど近くに阿部さんがいらっしゃったので、ちょっとだけ取材させてもらいました。

「今、阿部さんにとってスコップってどういう存在なんですか?」と単刀直入に聞いてみました。

ので、そこで阿部さんから出てきた言葉や感情を要点をまとめてここに書き綴るという形を今日は取ろうと思います。
(このパターンおもしろいかもしれない)

では以下、阿部さんとスコップのリアルな関係です。

今は日常の95%をこのミュージカル『えんとつ町のプペル』に費やしているんで、寝ても覚めてもスコップのことを考えている。
普段は関東で家族と暮らしている中で、この一ヶ月以上は単身でずっと大阪に滞在しているから気持ちがリセットされる時間もない。なのでなおさらずっと頭の中がスコップのことばかりになる。
そう考えたら100%と言ってもいいかもしれない。
とにかく何回やっても次の公演が来るたびにヒリヒリする。
スコップは小手先でやるようになったら終わり。いつだってヒリヒリしていてこそスコップ。
なのでスコップとしてはそれでいいかもしれない。苦しくてしょうがないけど笑

阿部さんからいただいたアンサーの要点を掻い摘んで僕なりにまとめるとこんな感じです。

文字にすると若干重い印象もあるかもですが、話している阿部さんの目の奥はギラギラしてたんで、そこには凄まじい意地のようなものを感じました。

確かにスコップはただただ陽気な酔っ払いではなく、常にどこかに闇があってどこらかしこ情緒不安定な部分すら感じます。

阿部さんはもはやスコップという存在に取り憑かれているのかもしれません。

僕はそんなスコップに最後の最後まで添い遂げよう思います。

間もなくソワレ。

今日も明日もスコップと共に。

ではまた。


[P.S.]

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