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たったふたりの社員のために営業所を移転してみた。

自慢するわけではないですが西村組としてとても誇らしい出来事。数年前だったら絶対に今回のような決断はできていません。自分たちのビジョンに沿って決断するという言葉では簡単だが実際には難しいことにしっかり向き合ったことで起きた出来事。
自分の記録のために残しておきたいと思い書いていきます。

今回はインタビュー形式が多めの記事になっています。
・背景「なぜ営業所を移転する決断をしたのか。」
・インタビュー
・あとがき
という流れになっています。
ぜひ感想・スキをいただけるとうれしいです。

なぜ営業所を移転する決断をしたのか。

「私、主人の転勤で仙台に行きます」
「僕、彼女とおじいちゃんのことを考えて仙台に戻ろうと思うんです」

社員からそう聞かされ浮かんできた感情が「さみしいな」でした。いち社員、ではなく仲間がいなくなる。私にはそんな感覚なんです。

でもふと思ったんです。
「東北の営業所を移転すればオフィスができる
「まだ一緒に仕事ができる」と。

元は宮城県石巻にあった営業所は震災復興の仕事が多かった時期に設置した場所でした。
でももし二人が本当は西村組で仕事をしたいと思ってくれているのなら挑戦したいと思い経営会議で提案しました。

後ほど紹介する加藤くん(普段は智乃進呼び-トモノシン-)には退職したいのかそれとも自分のライフイベントに合わせて引っ越しをしたいのかを事前に聞いていました。そのとき思い付きでしたが営業所移転の話もしていました。

すると智乃進は「できるなら西村組で働きたい」と言ってくれたのをいまでも鮮明に覚えています。
そしたら本気になりますよね。笑

無事に移転して落ち着いたので総務部の赤坂さん・智乃進の二人にインタビューをしました。
冒頭にも書きましたが自分のための記録として、あとは同じような悩みがある方のために残しておきます。

インタビュー

登場人物
1.総務部 赤坂さん
旦那さんの転勤で青森?から札幌に引っ越した後に札幌支店へ中途入社。そしたらまた東北へ帰ることに。お子さんも生まれて忙しい時期でしたね。
2.総務部 智乃進
21卒新卒の仙台出身メンバー。西村が初めてゼロから採用に関わった年代なので思い入れの強い代。愛されいじられキャラ。

インタビュー本編

西村
今日はインタビューよろしくお願いします!
赤坂・加藤智乃進(以降:智乃進)
よろしくお願いします!

西村
お堅い感じではなくわちゃわちゃお話しする感覚でいきましょう!

左:赤坂さん
右:西村
上:智乃進
全画面スクショ取れなくてごめん智乃進。笑

西村
今回のインタビューは東北営業所の移転に対してお二人がどう思っていたのかという内容です。
会社としてはビジョンに沿ったある意味大きな挑戦だったので色々聞いてみたいなと。

西村
まずはオフィスツアーお願いできますか?
智乃進
前の営業所の家具も引き継いでいるので不自由ないですが、まだ引っ越ししてきて段ボールがそのままになっています。笑
西村
早く片付けてね。笑

1.仙台に引っ越したきっかけ・経緯

西村
では、最初に赤坂さん、仙台に行くことになったキッカケから教えてください。
赤坂
主人の転勤です。結構急に決まったんですよね。元々、東北や関東に出張していたので北海道にほとんどいなくて。
そして主人の職場から、現場に近い方に転勤しませんかという話があり、6月から現場が始まるということだったので急遽引っ越しをしました。

西村
じゃあ札幌にいるときも家にいないときが多かったんですね。お子さんいくつでしたっけ。
赤坂
今年3歳になります!
西村
3歳?めっちゃ大変ですね…
赤坂
生まれたあたりから出張生活だったので生まれるときもいませんでした。笑

西村
そもそも北海道に来たのはご主人の北海道での仕事が多かったからですか?
赤坂
北海道に来たのは主人の転職なんです。
北海道の会社に誘われてそのまま移住ていう形に。
西村
誘われてきてみたら本州での仕事のほうが多かったと。
赤坂
そうなんです!

西村
また引っ越したりってことはないんですか?
赤坂
もう本州に移動したので転勤はないですね。あっても出張です。
西村
それはよかった。笑

西村
では次、智乃進!笑
智乃進
なんで笑ってるんですか!
西村
いや、赤裸々に書いていいのかなって。
一同

智乃進
1番は彼女が仙台の近くにいて、何度か北海道に来てもらっていたんですけど色々限界があるなと感じまして地元の宮城に帰ろうかなと思いました。
西村
あとはおじいちゃんも理由だっけ?
智乃進
そうです!80代で健康ではあるもののいつ何があるか分からないので駆け付けられる場所に住みたいなって。
例えばですけど、彼女が大阪とか九州にいる状況なら北海道から出たか分からないですけど、家族とか恋人が全員宮城にいたので帰ることに決めました。
西村
昔、採用面談の中でもおじいちゃんっ子だって話ししてくれたもんね。

智乃進
実は来週、同棲するのに物件の内見に行くんです。すぐするか分からないですけど内見する癖付けたいなって。そうしないと話進まないので!
西村
でも彼女さんからしたらうれしいんじゃないかな、考えてくれていることが伝わって。
智乃進
そうだとうれしいです!!

2.営業所を移転させると聞いたとき

西村
次のテーマに移りたいと思うんですけど実際、営業所移転の話を聞いたときはどうでしたか?最初は考えてるという状態だったと思いますけど。
最初は赤坂さんから!
赤坂
正直に、すごくありがたいと思いました。
最初は在宅で仕事させてもらっていてそれもありがたいなと。
でも子どもと同じ空間だとどうしても効率悪くなってしまって…
西村
経験ないですけど絶対大変ですよね…
赤坂
もう保育士も兼務している感じです。笑

西村
オフィスができてよかった点を教えてもらってもいいですか!
赤坂
実際に内見まで自分たちで行って、リフォーム途中だったんですけどすごくきれいな建物なのでうれしかったです!
あと、たまたま保育園がオフィスの隣にあったので「この建物に決まったら絶対隣に入れる」と思っていました。
西村
そうだったんですか!
赤坂
隣に保育園が合って同じ方角に向かって通勤なのですごく楽ですね。

赤坂
少し大変なのは仙台は物流拠点なのでトラックが多くて、加えて北海道ほど道がきれいではないので通勤ラッシュの混雑ですね。
西村
そこまでは誰も気が付けなかったですね…
赤坂
私も通い始めてから気が付きました…
西村
次にこういう機会があったときに活かしましょう!

西村
次は智乃進教えてほしい!
智乃進
私も赤坂さんと同じなんですけど大前提としてありがたいなって気持ちでした。
移転のために実際に前の営業所に行かせていただいてありがたいなと。

智乃進
あとちょっとネガティブになってしまうんですけど…
西村
どうした?
智乃進
冷ややかな目線が来るんじゃないかと思ったこともありました。
ふたりのためだけに営業所を移動させてそれに伴い経費も掛かるので…
西村
そっか。でもそんな意見があったらおれは許さんよ。会社のビジョンに沿った判断だから。しっかり説明するし!

3.環境と心境の変化

智乃進
次のテーマ行っちゃってもいいですか?
いまはなんかオモシロいって思いながら仕事してるんです。
西村
どういうこと?笑
智乃進
この機会(移転)が無かったら札幌支店にいた赤坂さんと同じオフィスで仕事するってなかったと思うんです。
それに本社が湧別にあるのに仙台の営業所で働いているのと、全体会議(年一回全社員が集まるイベント)は札幌集合ではなく湧別に行くという状態が個人的にオモシロい人生だなと。

智乃進
環境はすごく整っていて、冷蔵庫もプリンターもテレビもあります。水道水が不味いのが気になるくらいで…笑
西村
湧別は田舎だからおいしいもんね。笑

智乃進
ほかには元々湧別にいたので仕事の関係で本社の方にいろいろお願いすることが毎日発生してまして…
その、申し訳なさというか。
西村
もちろんそういう場面は発生するけど、承知のうえで経営陣も総務部も二人と仕事をしたいと思っての決断だからそこは気にしなくて大丈夫だよ!

4.これからの展望とザツダン

智乃進
また最初の話に戻ってしまうんですけど、事務所の中を片づけます…
赤坂
引っ越してきたときのままになっている場所も多いので少しづつ片付けて整えていきます!
西村
お願いします!

智乃進
そう言えば電話がないので集中できます!
赤坂
電話対応がほぼないので集中して仕事が出来る環境で、加藤くんからいろいろ教えてもらって仕事の理解を深めていけたらと思っています!
西村
仕事が途切れないのいいですよね。
赤坂
集中できますね、途切れないので。

西村
本社もムダな営業電話でないでよくなるツール勧めてるんだけどね。笑
赤坂
絶対効率よくなります!
西村
絶対記事に書いて読んでもらおう。笑
あとはムダな社内電話もなくさないと!
一同
(笑)

智乃進
私個人としては、赤坂さんがいてくれた通り電話対応がないので本社の仕事で買われるものは変わってあげたい気持ちがあります。
社内チャットで共有したり、対応できるものはできるだけ!
智乃進
あとは仙台採用も!
西村
一人前になったら仙台方面で現場受注するのもなくはないし、バックオフィスも増えていく可能性もあるね!

西村
では今日はありがとうございましたー!
一同
(手を振る)

あとがき

西村組の大きな決断の裏側と当事者の心模様がリアルに表れたインタビューだったかと思います。

会社として間違いなく言い切れることは、一緒に仕事をしたいと思っていた仲間が、まだ一緒に仕事をしたいと思ってくれていたことがうれしい。
そして、その仲間のために自分たちが掲げたビジョンに沿って決断ができたこと。
この二つが大きな成長に繋がりました。

というより成長を機会をプレゼントしてもらいました。
赤坂さん、智乃進、ありがとうございます。

ビジョンを掲げることは誰にでもできます。

そうではなく掲げたビジョンに沿って決断することが難しいんです。

でもそれをやって、続けていかなければ会社は変化しません。

それが会社の文化になるからです。
社員に伝わるからです。
社員もそう判断できるようになっていくからです。

だからブランドになっていきます。
自他ともに認めるブランド。
誇りを持ったブランドに。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ほかにも「こんなテーマで書いてほしい!」というテーマがあればコメントいただけるとうれしいです。
スキももちろんなまらうれしいです!

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