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『ぼくは勉強ができない』読書感想文

『ぼくは勉強ができない』を読みました。

いやー、世の中に痛いトコを突いてるなって感じでしたね。

物語の内容を簡単に言うと、主人公の少年・秀実は、おじいさんとシングルマザーであるお母さんの3人で暮らしています。
それが理由で、まわりからは「あいつには親父がいないから、まわりと違った行動をとってしまって、社会に馴染めないんだ」という偏見を持たれてしまいます。

この場面って、同調圧力を表してますよね?
他人と違う部分や劣った部分があるというだけで、周囲で白い目で見られてしまうんです。
これって、めっちゃ残酷じゃないですか?
生まれ持った気質や育った環境が違えば、100%同じ人間になれないのは、当たり前。にもかかわらず、人間は「異」を恐れてしまいます。

っていう理屈をわかってはいても、ボクもついつい「異」を恐れる瞬間があります。そんなときこそ、「いかんいかん」と我に返って、人と同じ部分も違う部分も素直に認められるように心がけたいです。

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