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【烏骨鶏との暮らし】きっかけ

信州、浅間山の麓
自然豊かな小さな町に移住して
4羽の烏骨鶏と暮らしています。

奥の3羽は屋外のお姉さん達
手前の子はヒヨコから来た屋内で一緒に暮らしています



きっかけは愛犬の体調の不具合で手術が必要になり
術後のリハビリをするのに
庭で散歩をする為の興味の対象になれたら

リハビリ用に作った芝生の道の先に鶏舎を作りました。

鶏舎の中を覗き興味津々
後ろ足をタオルで支えながら毎日リハビリ
リハビリロードの先には
お友達がいます

またコロナが流行り始めたばかりだった事もあり
日本で流行り始めたら
暮らしにも変化があるだろうと考え
採卵も目的として栄養価も高く
また見た目の姿も優雅で美しい
烏骨鶏を選びました。

真っ白い綿毛に包まれてゴージャスです

烏骨鶏は寒さに強く暑さに弱い体質
飼育環境も軽井沢の隣
御代田町ではちょうど良い環境にいます。

とは言っても最近の温暖化のせいか
10数年前までは、夏季でも30度を越える日が
2〜3日あるか無いかでしたが
年々、暑い日が増え
昨年の2022年は梅雨明けが早く
6月から30度を越える日もあり、烏骨鶏たちも
暑くなると涼を求めて涼しい場所に移動します。

なので、鶏舎の周りには育ちが早く
耐寒性のある落葉樹を幾つか植え
夏は葉が茂り、冬は暖かく陽射しが当たるように
しました。

夏の鶏舎は、ほぼ日陰になるように
低木で枝を広げるブッドレアや
つる性の薔薇を誘引して植栽しました。

天気の良い日中はケージも解放して
自由に庭で過ごせるようにしています。

囲いの外を日が暮れるまで遊んでいます。
暑い日は木陰に入り
脚の力が強いので土を掘ってひんやり
砂浴びをしています。

彼女たちの存在は
愛犬の術後にとって大変良いリハビリになりました。


手術前は下半身(後ろ足)が麻痺していたため
前足だけで歩行をし、後ろ足は引きずっていましたが…

バランスが取れず
下半身を自力で支えるのもやっとでも
頑張ってヒヨコのお世話をしてくれてました。
フラフラとしながらも
皆んなに会いに一生懸命


術後は芝生の道に連れて行くと
道の先に居る烏骨鶏たちへ挨拶をしに行きたがり
少しずつ後ろ足にも機能するようになりました。

お世話をしていたヒヨコも大きくなり
後ろ足もしっかりしてきました。
足の裏で歩行が出来るようになり
完全に復活した下半身


獣医師からは
術後の回復が70%と言われてましたが
半年後には後ろ足で体を支え
しっかり立つ事も出来るようになり
本当に良かったと思っています。

私たちが烏骨鶏を迎え入れた日齢は
卵を産み始める少し前の
生後180日齢の雛鳥を3羽
生後2週間くらいのヒヨコを1羽、迎え入れました。

180日齢の雛鳥と金網越しに
生後2週間くらいのヒヨコと愛犬
愛犬は脊髄を手術したばかりで
背中の毛を剃られてます。

庭の鶏舎で飼育しているのは180日齢の3羽で
ヒヨコは家屋で一緒に暮らしています。

鶏は排便などのトレーニングが犬猫のようにできず
マスクを代用してオムツにしたりしていましたが
今は、その都度拾い始末しています。

庭の鶏舎で暮らしている屋外の3羽の懐き
私たち人間との距離がある
ご飯の時間準備をしていると後ろを付いてきたり
人間たちが外作業をしている時に
安心しているのか
行動範囲が広くなるくらいです。

草刈りの手伝いも少ししてくれます(笑)

屋内で一緒に暮らしている烏骨鶏は
外出留守番をさせていると
玄関のスリッパの上で待っていたり
人間が入浴している時は
脱衣場の隅で丸くなっています。

存在を主張する時と消す時があります(笑)


夜は一緒にお布団で寝ているので
眠くなると二階へ上がろうと催促したり
名前を呼んだり話しかけると返事もするくらい
よく懐いて甘えてきます。(個体差性格がありますが)

寝苦しい夏場は
アイスノンが足裏ヒンヤリ気持ち良いと…
自由なお姉さんたちは
暗くなると勝手に鶏舎に入っていきます。
放鳥中は3羽で常に行動しています。

烏骨鶏を飼育するまでは
インコや文鳥などを飼育している知人から
鳥は可愛いよ」とよく聞いていても
全くピンときませんでしたが
烏骨鶏と一緒に暮らして
から
鳥にも性格がそれぞれあり
可愛らしい存在だと初めて知る事に
なりました。

雌鳥(メス)の鳴き声は
「コケコッコーー!!」と早朝の雄叫びも無く
産卵の前後に「コーッコッコッ!!」くらいです。

卵は市販されているMサイズ卵より
一回り小さいピンク色です。
サッシから監視されています。
テラス上から監視されています。
鶏舎から元気に出てくるお姉さん達は
自由気ままです。



卵は約27時間に1個産卵するので
一日に何度も叫んだりしないのも
雌鳥であれば飼育しやすいです。

物心ついた頃から犬と暮らしてきましたが
愛情や付き合い方は犬とほぼ変わりません
飼育は犬よりずっと楽です。
寿命は個体差がありますが10年前後らしいです。

愛犬はその後
目を離すと見えない場所までひとりで探検したり
庭で楽しく過ごしていましたが
しばらくして癌が見つかり
あっという間に亡くなりました。
(2020年、春分の日)

自由な身体を取り戻したのも
束の間だったようにも感じましたが
困難を全力で乗り越えて
自力での歩行が出来るようにまでなり
愛犬の気力を手伝ってくれた
烏骨鶏達に感謝しています。

また、鳥の世界を知るきっかけくれた
愛犬のキィファーちゃんに感謝しています。


ヒヨコから迎え入れたジュリアちゃんも
キィファーちゃんがいなくなった後に
事故により亡くなってしまいました。

ジュリアが亡くなった2日後に
近所の方が烏骨鶏を飼いたいと相談を受けていた
引き取りの予定で成鳥になったジュリアを
養鶏場のおじさんにも合わせる予定でした。

気が進まない心境でしたが
引き取りを済ませ
おじさんにもジュリアの報告をしなくてはと
気の重い一日になりそうでしたが
流れが一転しました。

近所の子は直ぐに引き取り
奥からおじさんがもう1羽
「どうだい?もう1回育ててみては」と
小さな雛鳥を連れてきてくれました。

気持ち的に無理がありましたが
「産まれは春分の日だよ」と聞き
(1年前の春分の日がフラッシュバックしました)

ジュリアを亡くした大きなショックを
お空からキィファーちゃんが
助けに来てくれたと思い、とても不安でしたが
大事に連れてきました。

迷子にならないように
いつも一緒
愛犬のキィファーと烏骨鶏のジュリア
ジュリアも大きくなりました。
天国でも仲良くしてるかな。

烏骨鶏と暮らし始めたきっかけや
それまでの経緯のお話し
でしたが
上手くまとめられず乱文にて失礼しました。

最後までお読みくださって
ありがとうございます。

時折
烏骨鶏について触れる事があると思いますが
これからもどうぞ宜しくお願いします。

今はキィファーちゃんの
生まれ変わりのように現れた
ノアレちゃん屋内飼育1羽と
お庭のお姉さん達3羽と暮らしています。

大きくなったノアレです。

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