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詩仙堂と父の思い出

先日、京都へ行ってきました。
お天気に恵まれて気持ちの良い日でした。

ふと、詩仙堂に行ってみよう!と思いました。

詩仙堂は、京都洛北の静かな山にある、心落ち着くお寺です。
訪れた時も、10月三連休なのにも関わらず、観光客はあまり見かけませんでした。

お庭がとにかくステキで、今回訪問したのは3回目です。
インスタ映えする場所でも有名みたい。

最初はこちらには家族で訪れて、亡くなった父も一緒でした。
ちょうど秋も深まって、サザンカが真っ白い花を沢山つけていました。
その花びらがポトボト地面に落ちて、幻想的だったのをよく覚えています。

父は晩年少し俳句を嗜み、入選した句がありました。
その句を読んだとき、私はあの時の詩仙堂のサザンカのことを詠んでるんだ!、とすぐに気づいたのです。

父も、あの情景に心打たれたのでしょう。

営業バリバリで、情緒的なところがない人と思っていたけど、本当は感受性が高い人だったのだなー
もっと理解してあげれば良かった、、と今では思います。

今回はサザンカには少し早い時期でしたが、畳に座ってゆっくりお庭を眺めていくうちに、日頃の疲れがとれて、禅的な気分になりました。

そして詩仙堂は、シシオドシ発祥の地だとか。
静かな空間に時折響く「カタン」という音が、耳にも心にも心地よいです。
つくづく日本人は繊細な感覚を持つ民族なんだなーと思います。

都会生活に疲れた心を癒してくれますよ!

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