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発酵技術の進化が伝統の発酵を駆逐する

『発酵技術の進化が伝統の発酵文化を駆逐する』という面があると思っている。

僕は、日本酒に合うエビピラフを作るに差しあたって、ある問題に直面していた。

それはレシピにある『ブイヨン』の事である。

今回ばかりは顆粒とか固形のブイヨンに頼ってよいのかが悩ましいのである。

進化する発酵調味料は特定の旨味ピークが立ちすぎて、ときに日本酒の旨味バランスを崩してしまうことがある。

さりとて家庭でエビピラフを作るために、わざわざ寸胴で肉や野菜からブイヨンを作る。

と、そんな人がいたら、その人の正体は、マイルドな変人かコックさんである。

ブイヨン。

それはソフトバンクホークスが近年4年連続優勝したという事ではないし、それV4 ←ぶいよんだし。

世界中の出汁文化が現代の発酵テクノロジーに置き換わり、同時に伝統の発酵食文化(味噌、醤油、お酢や味醂)を駆逐する怖さ。

そんな事を考えているうちに、電車がフライパンを買うはずの駅を通過して、いつしか新宿になってしまった。

という訳でして、僕は新宿でオサレで乙な眼鏡を作ろうと思う(これでピラフの火加減がバッチリ見える筈)

かくしてエビピラフの為の経費は物凄くかさんでいくのであった。

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