北の錦酒蔵まつりの中止

心躍る春。
ただでさえ【春の陽気に誘われて、ついニヤニヤ】してしまう季節の到来だ。

田んぼの白鳥は落ち穂をついばみ、夕張川のほとりには、ほら福寿草。

本来なら今日が『北の錦　酒蔵まつり』の本番当日だった。

社内の皆が祭の中止に、しょげていないかを確かめる為、そっと様子を陰から覗いてみる。

仕込蔵での廣瀬くんは『どこか浮かない表情』で上槽（もろみの濾過）していた。

岩尾さんと大西くんも今日ばかりは『いかにも沈痛な面持ち』で粕むき作業に取りかかっている。

（メンバーは皆、祭中止に心痛め、少しも【春の陽気に誘われてニヤニヤ】していなかったのだ！）

試しに小林酒造に電話で祭中止を確認したところ対応する職員も【春特有のニヤニヤ】した様子は微塵も感じられない。
（もっとも最初から僕のイタズラ電話とバレていて怒られた。）

結果的に社内全員が【春の陽気に誘われても、おしなべてニヤニヤ】していなかった事になる。

という事でして、来年こそは全員【爽やかで晴れやかな春の笑顔】で皆さまをお迎え出来る事、心待ちにしております！

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