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槽場の美味しさに『のけぞる』

引っ越して10か月あまり。
結果から言えば、友達一人できずに横浜市民を終えることになった。

それはまるで通販した『今度こそ決してこびりつかない筈のフライパンが、すぐにこびりついたような虚しさ』だった。

下町が好きな僕にとって、この街は居心地の良い止まり木がなかったのかもしれない。

そうそう、居心地よい止まり木といえば今月初めに待望だった『槽場(ふなば)』に行くことができた。

久しぶりに、店長や料理長の料理を居心地のよいカウンター席で堪能できた。

そしてまたまた、その美味しさに僕は『何度となくのけぞった』のだった。

周囲に居合わせた方々も『押しなべてのけぞって』いらっしゃった。(実話です。)

槽場(ふなば)では、この『のけぞりイナバウアー現象』を『フナバウワー(槽場ウワー)』と呼ぶのだそうだ。

止まり木が、また一つ故郷にできて嬉しい気分だった。



(フナバウワーを言いたいが為に前回からここまで話を引っ張ってしまいました。ごめなさい。しかも、全然おもんないし。)

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