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英語を使って世界を広げる8〜これがいいたい!でも言えない〜

さて、ここまで色々なことに取り組んできました。
ここまでのことがやれていれば、英語が身につくサイクルはほぼ完成です。

では実際に話す、スピーキングにいきましょう。

1、好きこそ物の上手なれ

スピーキングにおいて何よりも大切なことは、

【話す機会と話す量を増やすこと】

これは超個人的な感覚なので、あまり理解されたことがないのですが、私は教科書通りに教わるのが嫌いです。

簡単な挨拶、頻出単語のマスター、日常会話のセオリーなどなど

面白くないのでやる気がでません。

なので、何をしていたかというとLanguage Exchangeで、日本に来ている留学生とカフェで話していました。

簡単に言うと、私が日本語を教えて、相手から英語を教えてもらうというものです。

なので、様々なレベルの相手と話すことになります。
日本語がペラペラなスペイン人
英語はペラペラだけど日本語全然のデンマーク人
日本語も英語も上手なアメリカ人など

しかも会話の内容は毎回違うので、対応力が磨かれます。もちろん、お互いに意味が伝わらない時はGoogle先生に助けてもらいます。

そうやって話しているうちに、だんだん覚えてきた英語が出てくるようになります。

覚えた英単語が使えなり理由は、

【脳内の記憶とコミュニケーションのリンクが出来上がっていないから】

と言われています。

そして前にも書きましたが、脳のパワーは、”好きなこと、やりたいこと”をやっている時の方が強く発揮されます。

だから、喋りたいことを喋れるLanguage Exchangeが私には合っていました。

実際、初回はどえらいことになっていました笑
私は英語が全然話せない、相手は日本語が全然話せない。なので、ほとんどGoogle先生に通訳してもらいました笑

それでもスタバで4時間話し込みました。

お互い興味のある内容だったので、聞きたいこと、話したいことが次から次へと出てきました。

これが重要で、子ども達も何かを伝えたいと思っているから言葉を覚えるんですよね?
双子の場合、言葉以外の意思疎通ができることがあるから、言語習得が遅くなることがある。なんて話も聞きました。

これは予めしっかりカリキュラムが組んである英会話教室だと味わえない経験かも知れません。

その代わり私のスピーキング力はグングン伸びていった様に思います。

2、スピーキング力に必要な準備力

これまで英語学習も準備段階が大切というお話をしてきました。目標設定、日常生活に取り込むなど。

スピーキングにもこの考えは当てはまります。

私は毎回のLanguage Exchangeに対して、ネタを準備していました。話のTopicはもちろんのこと、どんな返答がくるか?相手の返答にどう返すか?など、いつくか想定しておき、事前に文章を作っていきました。

そしてそれを、1人で練習してから行きます。しかも、結構リアルに現場をイメージ・再現しながら。

とあるサッカーの有名な監督の話ですが、彼は大事な試合の前のミーティングの準備で、

【本番と同じようにリハーサルをする。誰に何と声をかけるか、その後のリアクションまで想定して本番と同じ内容で行う】

ということをしていたそうです。

これがいわゆるイメージトレーニングです。

イメージトレーニングをすれば、本番に加えてプラスαのスピーキングの経験を積むことができます。
しかも、本番で生かせれば達成感や向上心を得ることができ、話すことが楽しくなります!

だから、スピーキングの前にイメージトレーニングをする。これが準備力です。

3、オンライン英会話はどうなのか?

私は全くオンライン英会話はやらなかったのですが、仕事の関係で何回か利用したことはあります。

その時の感想から言うと、

【安全、着実にステップアップするならオンライン英会話】

ということです。

Language Exchangeのような対応力を身につけることは難しい反面、確実に一定時間、テーマに沿った英語を話す時間は確保されます。

それからLanguage Exchangeは相手がいつ見つかるかは運次第のところがあります。

見つかれば自由が効く反面、それまでは何もできないということです。

これらのことを踏まえ、ライフスタイルに合わせたやり方でスピーキングの時間を作ることをお勧めします。

4、それでも私がLanguage Exchangeを使った理由

先にも述べたように、Language Exchangeは不確定要素が多い手段です。

それでも会話を楽しむのなら、断然英会話より良いです。

やらなければならない

という感情なしで学べるというのは、私にとって大きいメリットでした。

やるなら楽しくやりたい。
時間がかかってもいいから、主体的でありたい。

そういつも考えています。

冒頭に述べたとおり、

【好きこそ物の上手なれ】

です。

また、この考えは後々、英語で議論するという段階に至った時に役立ちます。

なぜなら、この方法で学んでいると、その国の教育、文化、考え方にも触れることができます。その中で1番学びとなったことは、

【自分の意見をぶつけて、議論して、決断する】

という
日本人が最も苦手なプロセスです。

彼らと話している時は、いつも、どんな些細だことでも、
“で、あなたはどう考えるの?”
と聞かれます。

そして意志、意見をはっきり伝えて、お互いの主張を考えるという習慣は、恐らく英会話教室だとかなり上のレベルでやることになります。

しかし、Language Exchangeでは、それも同時並行で学べます。もちろん、日本の習慣も伝えることができます。

語学を学ぶことだけではなく、文化や教育、考え方まで学べるのはこの方法のメリットだと思っています。

スピーキングの話は一旦ここまでにします。

次回はライティングの話に移りたいと思います。










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