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セカンドキャリアって【キャリコンサロン編集部】

週一決まったお題で投稿するというキャリコンサロン編集部の活動。
さて、今週のお題はセカンドキャリアについてです。

でも、「セカンドキャリアって」と、「って」とついているということは、その後に、「なんだろう?」みたいな含みを感じますよね。

ということで、今日は私が「セカンドキャリア」という言葉について思うことを書いてみたいと思います。

「定年」という区切りが前提


言うまでもなく人それぞれ、キャリアの区切りはあったり無かったりするわけです。

ある人は、中学を出てすぐ家業を継いで、そのまま死ぬまで同じ仕事を続けるかも知れない。

ある人は、数多くの転職をして今もう何社目かわからないくらい仕事を変えてきているかも知れない。

人によって「1stキャリア」だけの一生を送る人もいれば、10キャリアくらいある人もいる。

何を言いたいかというと、それなのにことさらに「セカンドキャリア」、つまり2回目のキャリアが良く言われる理由は、多くの人が長年1つの会社に勤め、「定年」という大きな区切りによって、好むと好まざるとにかかわらず、その後の2度めのキャリア人生を考えなくてはいけない。という状況があるからだと思います。

「セカンドキャリア」というのは、世の中の多くの会社員が経験する「定年」という制度が前提になっている言葉だろうと思うわけです。

では、その「定年」というもの、今後はどうなって行くのでしょうか?

「定年」は廃止される方向に行く


今はどこの企業でも少子高齢化が色濃く影響してきて、若手労働力が不足し、逆に中高年社員が余るようになってきています。

国は膨れ上がる年金の対策として、できる限り企業の定年を延長、もしくは廃止してもらって、年金支給を遅らせられるように施策を打ってきています。

しかし企業側も、年功制賃金は廃止したとしても、すでに高くなってしまっている賃金を払わなければいけない中高年がいつまで経っても辞めてくれないのでは、たまったものではありません。

企業側の本音としては、ダブついている中高年社員には定年と言わず早めに辞めてもらって、その分で若い社員をもっと採用したいと思っているはずです。

その対策として、今後は定年が廃止される方向に行くのではないかと私は思っています。

「え?定年が廃止されたら、逆にいつまでも中高年社員が辞めないのでは?」

と思う人もいると思いますが、その対策もちゃんとセットになって来るはずです。

それは、「解雇規制の緩和」です。

今の法律では解雇の要件は非常に厳しくて、簡単に首を切ることはできないのですが、今後はある程度の金銭保証をすればパフォーマンスの低い社員を解雇することができるようになる。

その代わり、能力のあるなしに関わらず一律に年齢で辞めてもらう「定年」という制度は廃止するよと。

つまり、完全な実力の世界になるわけです。

定年が廃止されたらのうのうといつまでもいられる。と思っているような人は、逆に真っ先に首を切られるよということです。

そういう世界になったとき、どうするべきか?

やっと一人ひとりが、
「自分はいつまでこの会社で働くのか?」
を真剣に考えて、辞める時期も自分で決めるようになるのではないかと思います。

今まで惰性で会社の言われるままに働いてきた人も、自分のキャリアについて、真剣に考え始めるはずです。
そしてそれは、とても良いことだと思うのです。


話が「セカンドキャリア」というお題から逸れたかも知れませんが、私は、「定年」という制度が前提になった「セカンドキャリア」という言葉は、定年が廃止されることで意味を失って、いつしか忘れ去られるのではないかなと思っているのです。

いかがでしょうか?


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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