働く意味を考える【キャリコンサロン編集部】
毎週決まったお題に沿って何かしらを書くというキャリコンサロン編集部の活動。
さて、今週のお題は、「働く意味」について考えてみようということです。
引退も間近い年金世代の私にとっては、今更という感じでもありますので、私が仕事の中で若い人に良く言っていることなどについて、今日は書いてみようかと思います。
先日、ある高校で「働くことについて考えてみよう」というようなテーマの授業をさせていただきました。
私から、
「人は何故、働くんでしょうね?」
と問いかけてみましたら、
「お金を稼ぐため」
と答えてくれた生徒がいました。
さすが、まだ何にも考えていない、良く言えば何にも染まっていない高校生の、純朴な答えだと思います。
これ、少し訳知りになってくると、
「誰かの笑顔のため」とか、「社会貢献」とか、「やりがい」とか言い出すのです。
それ、決して悪い考えではないのですが、
「あなたは何故働くのですか?」
という問いに対しては、「本当にそう思ってる?」と言いたくなる答えではあります。
就職活動をしなくてはいけなくなったとき、
自分の本当の本音の本心と向き合わずに、世の中で良く言われている耳あたりの良い、上のようなことを言うべきだと勘違いしている人は、最後に内定を得た後になっても、自分の本心と向き合えていないので、最後までモヤモヤを残したまま社会に出ることになってしまうと思うのです。
まず、あなたの本音は何か?
「生きるためにお金を稼ぐ必要があるから」
これが基本ですよね。
これに蓋をしてきれいごとを言ってはいけない。
さきほどの純朴な高校生の回答が、正解だと私は思うのです。
「お金を稼ぐことができる」
それができていれば、仕事選びは半分成功しているのです。
それでいいのです。
そのことを悔いたり恥じたりする必要はない。
それが「働くこと」の基本だと肚に染み込ませた後で、出てくるのが、
「ではどんな仕事をするのか?」
です。
「好きなことを仕事にする」
がその次に来ることです。
最近は自己分析をしなくちゃと言われ過ぎて、この順番を間違っている人がいるような気がするのです。
「社会貢献」やら「自己実現」とか美しいことを言っていた人が、最終的に入社する企業を選ぶときには「給与額」って、おいおい、違ってるじゃないか。(笑)
自分は生活していくために、給料はこれくらい稼ぎたい。
そして、せっかく働くのであれば、自分が好きなこと、自分が得意なことで楽しく働きたい。
その順番で考えてほしいと思うのです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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