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1回生単位レビュー①:前期般教編

1.単位が降ってくる時代は終わりました

こんにちは。春休みに突入し絶賛ヒキニート中のにしかたです。
さて今回の記事では、『1回生単位レビュー』と題して、私が取った各講義について、楽単かどうか、内容的に面白いかどうかなどの観点からレビューしようと思います。
その前提として。

単位が降ってくる時代は終わりました。

この記事は新入生向けに執筆予定の『京大法学部チュートリアル』にリンクを貼る予定です(2023.02.10時点)が、あらかじめ新入生の皆様に言っておくとすれば上のようになります。
まあ、般教はまだマシです。特にライリスとかリーディングとかは(残機を使い切るなどよっぽどヤバくない限り)単位は必ずとれるようになっているらしいです。国際高等教育院(KKK)の方からそう言われてるようで・・・。
しかし、(法学部)専門科目は容赦ありません。私の知る限りで「専門楽勝ワロタw」と言い放つような人はいません。ノー勉で臨もうものなら容赦なく落とされるのが専門なのです。

と、半ば脅すかのように書いてきましたが、1回生の段階であまり落単の心配をする必要はないでしょう。1回生の時点では般教が中心ですし、専門に関しても1回生には甘めにつけているからです。
となると、大学1回生を攻略するには、般教の選び方が重要になってきます。楽単を選ぶこと=1回生攻略、と言っても過言ではないでしょう。
本記事が(特に新入生の)皆様の般教選択の一助となれば幸いです。
なお、来年度と同一内容(特にテスト)とは限りませんのでご了承ください。

2.般教(前期)

2-1.英語ライリス

外国人の教員。英語は何言ってるか分かりませんでしたが、単語テストは4択問題なので楽勝でした。また、毎回ペアワークと称した雑談タイムで20分くらい使うので実質授業が1時間程度になるのがありがたかったですね。
クソダルポイントを強いて挙げるなら、毎回先生から「土日何していましたか?」って聞かれ、「ば、バイト・・・」と社畜ムーブをする羽目になったことくらいですかね。陰キャに土日の活動聞くのはダメ、ゼッタイ。
一応テストはありますが、軽くEssayを書くだけなので楽勝でした。後期とはえらい違いだなあ(白目)。

2-2.英語リーディング

当たり引きました。
なんと、2週間に1回しか授業がなく、しかも全授業zoomだったんですね。Pターソンっていうんですけど。
しかも授業やる時も30分くらいで終わるし、教育系YouTube鑑賞してなんかよくわからん知育ゲームを先生がしてるのを見ているだけなんですよね。まあ英語力がつくわけないよね、と。
(終講までの課題として多読みたいなのはやらされましたが)
テストも一応やるんですけど、10問単語テスト答えるだけでした。逆にどうやって成績付けてたんだ・・・?

2-3.ドイツ語文法

そこそこ当たりかと思われ。ほかのクラスが単語テストや発音テストをやる中、うちのクラスは「辞書を使ってもいいからドイツ語の文章を読めるようになる」のが方針だったため、うちは何もしなかったです。
文法の小テストは若干重箱の隅をつついてる感はなきにしもあらずでしたが・・・。
ただ、にしかた本人がドイツ語音痴だったので成績は良くはありませんでした。

2-4.ドイツ語演習

楽勝ワロタ
小テストは教科書の文法問題をそのまま出し、期末試験は教科書に載っているドイツ語の文章を和訳するだけ(要は日本語さえ覚えればよい)。独和辞典持ち込み可なのでさすがに単位は落とさないですね・・・。
先生がドイツの詩歌を専門にしていらっしゃるのでよく歌を聴かせられましたが、このおかげもありよく眠れましたとても楽しい授業でした。

2-5.博物誌学

自然科学群名乗ってるくせにその実態は歴史。
ざっくりいうと、「図鑑」の歴史を主に扱います。植物図鑑とかそういうアレです。
古代ギリシアからしっかり考察するのでまあまあ楽しいです。世界史の知識があると分かりやすいとより理解度が上がるかもしれないですね。
テストはあんまり記憶にないですが、記憶にないということは多分簡単だったと思います。まあ、紙媒体ならノート含めなんでも持ち込みOKだし・・・。
ただ、授業で習ったことを書き連ねてもあまり高評価にはならなかったのでそこは注意が必要かもしれません。それを踏まえても、文系にとっては忌まわしいことこの上ない自然科学群を1つこれでカバーできるのはうれしいと思います。

2-6.倫理学I(白水先生)

倫政選択には打ってつけの科目でしょう。ベンサムの功利主義やカントの義務論をひととおり学び、最終的にはそれらの考え方から「幸福とは何か」などを考察します。
功利主義・義務論といっても、ただ抽象的な議論をするわけではなく、いわゆるトロッコ問題や死刑存廃論など、現実の諸問題にも絡めて考えるので倫政未履修でも安心です。映像もめっちゃ見せてくれるので5限の割には疲れないし最高。
考えるのが好きな人に向いている科目だと思います。
テストは、レジュメに書いてあったことと先生がしゃべってたことを開陳すれば単位くれますのでそこはご安心ください。

2-7.宇宙科学入門

自然科学群の鉄板科目だと勝手に思っています。
これは結構自信ありますが、リレー講義は大体楽単です。
成績評価が各回に提出を求められる感想なので、正直授業全体を理解する必要はない(し、そもそも理解させる気ある?みたいな先生もいる)。
授業回によっては"ガチ"で授業内容が理解不能な時がありますが、そういうときの感想を書くコツは、
なんでもいいので宇宙関連のニュースと結び付けて書く
ことです。
チートでも裏技でもありません!
この科目のシラバスを見てみると、

日頃から広くアンテナを張って、また批判精神も忘れずに、宇宙に関連するニュース等を積極的に見る。各回の講義内容と関連している話題の場合、その回のレポートに反映できると一層よい。

と書いてあるんですね。つまり講師公認の感想書く時の裏技なんです。
これを14回繰り返すだけで単位もらえるんだからウマウマです。
なお、後期にも同一科目があります。

2-8.地球環境学のすすめ

ぶっちゃけ言って、この科目割と楽単です。にもかかわらず人気はそこまでないんですよね。理由は簡単で、開講されるのが木曜日の1限だからです。ただただ眠いんです。
でもこれも自然科学群を名乗る文系科目みたいなものです。感覚としては、高校社会の教科書のあちこちに載ってる環境問題を掘り下げる感じです。
この科目も各回の感想提出オンリーで成績が決まりますので、まあ寝ずに聞きさえすれば単位はもらえます。
感想提出で成績決める系の科目は楽単です・・・
1限に起きられさえすればおすすめの科目です。

2-9.現代経済社会論

経済学・・・数学ってコト?!
ではないです。
実は担当講師の黒宮てゃ、現代資本主義に結構批判的な見方をされる方で、経済学の理論(とはいっても数学は使わないのでわかりやすい)を用いて資本主義の問題点をあぶりだしていきます。
テストはお気持ち表明でなんとかなるとよく言われており、黒宮てゃ本人も後述の現代文明とともに「楽単だからみんな取るんかなあ・・・」と自嘲気味に語っておられます。
まあ、問題が事前に発表されるのでレポート課題をテスト当日書きに行くだけ、っていう感じなのでそりゃ楽勝なんですよね。
ただ、現代社会についてある程度素養がないとおもんないらしいです(友人談)。理系というよりかは文系向きの科目かなあと思います。

2-10.現代文明I

先ほどの黒宮てゃが京大で担当しているもう1つの科目。
現代、私たちは西側陣営が掲げる「自由」「民主主義」を無条件に信じ、崇拝すらしていますが、それらは本当に正しいのでしょうか?
例えば、イスラム教の神・アラーの侮辱を信教・表現の自由の下に保護するのを許していいのでしょうか?イスラム教徒にとっては自由よりもっと大切なものがあるのではないでしょうか?
と、こんな感じで自由・民主主義などの「近代主義」に疑問を投げかけ、近代主義に拠って立つ現代文明(=アメリカ文明)の問題点を喝破します。
この科目も同様にお気持ち表明で足ります(問題も事前発表)が、やはり現代社会に関して素養がないと難解だと思います。


にしかたが1回生前期にとった般教の軽いレビューは以上となります。
なお、ILASセミナーを別に取っていましたが、さすがに身バレしそうなので紹介はやめておきます・・・
次回は後期にとった般教をレビューしていきます。

次回
(準備中)

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